歴史的な寒波で日本全国で厳しい寒さが続きますね。奄美大島でなんと115年ぶりに雪が降ったとのことです。
115年前というとまだ明治時代です。日本史を選択している人なら何があったか分かりますよね。桂内閣の時です。
文系の受験生で社会を疎かにしている人でまともな結果が出た例がほぼ皆無なので、われわれの立場からすると早いうちからきちんと学習しておいて欲しいと願うばかりです。
さて、今日から分詞構文に入ります。
実際の授業進度に基づいているのは初めにお伝えしている通りですが、教材の順序とかなり前後するのは、ある程度英文に慣れてからこの単元を扱いたかったことが大きな理由です。
また、この投稿と同様に、接続詞を授業で終えてから分詞構文に入りたかったということもありますが。
担当した生徒さんは、従位接続詞「when」「if」などの正確な知識が身についていない状況だったので、接続詞を学習してすぐに分詞構文に入ることで比較的スムーズに理解できたようでした。
もちろん定着するかどうかは、言い換えると入試レベルで得点できるかどうかは、授業で教わるよりもその後の演習(アウトプット)に次第です。
分詞構文に関しては易しそうに見えて実は相当に奥が深い単元なので、受験する大学の難度によって今後もいろいろと学習を重ねていかなければならないでしょう。
ただし、ここではあくまで基礎事項のサポートが目的なので、教材内容をしっかり理解するための基本的なポイントを挙げておきましょう。
分詞構文について注意すべきは次の点です。
①接続詞
②それぞれの文章の主語
③それぞれの文章の時制
それぞれどういうことか考えてみましょう。
まずは①からですが、分詞構文は原則として接続詞がないにもかかわらずふたつの文章をつないでいるものです。そのため、通常の動詞の形では書くことができず、分詞を用いるのです。
ここから②につながっていくのですが、例えば「I sleeping~」などといった文章が間違っているのは、ここまで学習を続けてきた皆さんにならすぐに分かるでしょう。
そのため、分詞構文の分詞の前には主語がないのが通例です。
ただし、注意しなければならないのは、主節と従位節の主語が異なる場合です。これは教材にもいわゆる「独立分詞構文」として載っていますね。
主語が異なる場合はそれを示さなければ相手に伝わらないため、大変に気持ちの悪い形ですが我慢して押さえておきましょう。
そして③についてです。こちらも教材できちんと見ておいて欲しいのですが、主節と従位節で時制が同じ文章も、また異なる文章もあります。
主語が異なる場合と同様に、時制が異なる場合もそれを示さなければ相手には理解できないので、分詞の部分の形を変えることによってそれを示そうというわけです。
教材で『接続詞がある文章⇔分詞構文』の書き換えを照らしあわせておくのが良いでしょう。
必ず教材を手元に置いて読み進めつつ、この投稿を手助けにして理解を深めて欲しいと思います。