皆さんは年末年始いかがお過ごしでしょうか。クリスマス、正月などのイベントを堪能できる状況でしょうか。
それとも「盆も正月もない」状況でしょうか。
今回で今年最後の投稿になります。私の方は何とか今年も生徒たちのおかげで忙しい年末年始を過ごすことができそうです。
そうは言うものの、受験生の皆さんはあまり講義形式の授業を取り過ぎて、一番重要な演習時間を確保できないことがないように注意したほうがよいでしょう。
さて今回からしばらくの間は関係詞について見ていきます。
ここでも教材とは順序が変わっていますが、担当していた生徒さんの状況に合わせての配慮です。
理由としては、英語が非常に苦手な生徒さんであること、学校の授業進度が「分詞⇒関係詞」だったことも大きな理由です。
それ以外には、いわゆる後置修飾という同じジャンルのものをまとめて学習しておきたかったということも理由のひとつです。
この生徒さんが関係詞をきちんと学習したのは夏休みでしたが、その後冬休みになってもきちんと理解できている単元になりました。
やはり国語力は大きいものだと改めて確認できました。しつこいですが、正しい日本語を運用するという意味でも、きちんと国語の学習をしておきましょう。
まずは関係代名詞のみっつの格からポイントをチェックしていきますが、関係代名詞を学習する前提として何が必要でしょうか。
そう、やはり代名詞の格について正確に理解しておく必要があります。
ひとつの例として、「I」「my」「me」を挙げましょう。それぞれ、主格、所有格、目的格ですが、この言葉の意味というより用法は正確に理解できているでしょうか。
まとめます。
①主格 :文の主語になる
②所有格:必ず「所有格+名詞」の形で用い「~の」を表す
③目的格:動詞や前置詞の目的語になる
言葉を聞くと③が分かりにくいでしょう。簡単に言ってしまえば、初めのうちは①と②以外の部分には目的格を使うと理解しておけば問題ないと思われます。
ここで関係代名詞に話を戻しますが、名称の通り『代名詞』なので、用法はあくまで上の例と変わらないことをしっかり押さえておく必要があるのです。
例えば、関係代名詞の格変化「who」「whose」「whom」ですが、それぞれ主格、所有格、目的格なので「I」「my」「me」と同じはたらきをします。
ここを押さえたうえで、それぞれの関係代名詞を用いた文章をチェックしていけば理解しやすくなるはずです。
話が長くなるので、今回はここまでにします。
関係代名詞それぞれの具体的な内容については新年最初の投稿でチェックしたいと思います。
この投稿も今年はこれでラストです。皆さんも良いお年をお迎えください。