そろそろ冬休みに入っている学校も出てきましたが、受験生の皆さんにはセンター試験の受験票が届いている時期ですね。
受験会場はどこになったでしょうか。教え子から聞いてちょっと驚いたのは、国際展示場です。大学・高校以外の会場があると知って驚きました。
これを書いている自分も受験生の皆さんと同様に過密スケジュールになってきましたので、体調管理には配慮しなければなりません。
この記事を読んでくれている方々は受験生ではないと思いますが、先を見据えて早めからしっかり体調管理・予定管理をできるようにしておくことをおススメします。
今日はクリスマスですが、受験生の皆さんもケーキなどで一息入れてもう数ヶ月を乗り切ってほしいものです。
さて、今回は分詞第2弾です。扱うのは補語になる、あるいはそれと似たようなはたらきをする分詞です。
具体的には
①SVCのCになる
②SVOCのCになる
③付帯状況「with+名詞+分詞」
になります。ただ実はこのどれもが名詞との関係を考えて分詞の形を決めればよいので、どこの名詞と関係しているのかを見極められるかが大きなポイントになります。
おおむね「能動」か「受動」かということで判断できますが、上で挙げたものを順番にチェックしていきましょう。
まず①のポイントですが、どの名詞と関わっているのかと言えば、Sつまり主語とです。
以下の文章に「surround」を適切な形にして入れてみてください。
(1)I sat ( ) by my friends.
(2)We sat ( ) our friend.
SVCの文型ではSとCに当然主述関係があることを押さえ、さらに主語と分詞の関係を考えれば正解にたどり着けるはずです。
同様に②のポイントですが、こちらはOつまり目的語と関係があると言えます。
以下の文章に「call」を適切な形にして入れてみてください。
(3)I heard someone ( ) my name.
(4)I heard my name ( ) by someone.
SVOCの文型ではOとCに主述関係があることは理解できているでしょうか。そこから目的語と補語の関係を考えてみましょう。
③についても実は考え方は同じです。「with」の後に来る名詞と分詞の関係を考えると、そこに主述関係が見えます。
主述関係が見えればおのずと分詞の形も決まりますね。
よくよく考えてみると、形容詞的用法でも修飾する名詞との関係を考えて分詞の形を決めていたはずなので、同じ判断をしていることになりますね。
一言で言ってしまえば、分詞の問題ではどの名詞と関係があるのかをまず確認し、その名詞と分詞の関係を判断すれば解決ということになります。
文章全体の意味を考えなくてもいいのならば、それで事足りるということです。
試験や入試はほぼ時間との戦いなので、このようにある程度効率的に解いていく姿勢も必要になってきます。
時間短縮という観点からもしっかり練習を積んでおくといいのではないでしょうか。