先日話に出したタブレットがようやく入荷しました。
新しい物は概ね軽量ですが、以前のものと比べても相当軽く、しかも薄いのでさらにカバンがスリムになりますね。
スペックも当然上昇しているので、使う自分がレベルアップして使いこなせるようにならなければなりません。
私も日々勉強です。もちろん、本業の方でも新しい教材を解いたり、過去問を解いたりしています。
時代に遅れを取らないよう努力して、生徒たちには常に最善の情報を提供できるように精進します。
さて、今回からはついに準動詞ラストの分詞に入ります。
今まで準動詞という言葉を使っていなかったように記憶していますが、準動詞とは不定詞・動名詞・分詞の総称です。
動詞の形をしていますが、文章の述語動詞ではないので動詞に準ずるものという意味です。
教材の内容ではまずいわゆる分詞の形容詞的用法から取り上げられています。これは内容的には中学英語の範囲ですが、実に難しいところです。
というのも、お分かりかと思いますが、後置修飾という相当に厄介なものが出てくる単元だからです。
英語の文構造では長いものは後ろに置かれるのが原則なので、日本語に直そうとするとその言語間の違いを痛烈に感じることになります。
少し見てみましょう。
まずは分詞が一語の場合です。
I know that running boy.(私はあの走っている男の子を知っている。)
この英文であれば、イタリック体にした部分の英語と日本語の語順は同じです。
次に分詞一語ではなく、分詞を含む語句の場合です。
I know that boy running in the park.(私は公園で走っているあの男の子を知っている。)
こちらの英文だと、日本語では「男の子」の前にあるはずの「公園で走っている」という修飾語が、英語では後ろに置かれてしまいます。
これが正しい語順と日本語なのですが、英語が苦手、あるいは国語的な理解が不足しているような状態だとおかしな日本語訳をしたり、英文を書いたりしてしまいます。
実際に私も中学生の頃はやっていたかもしれませんが、ふたつ目の英文を「私が知っているあの男の子は公園を走っている。」など訳していないでしょうか。
英文の構造、そして動詞はどれなのかに、よくよく注意しながら取り組みましょう。
分詞の形容詞的用法にはポイントがもうひとつありますね。
現在分詞と過去分詞の使い分けです。ポイントをチェックしておきましょう。
①自動詞の場合:現在分詞は進行を、過去分詞は完了を表す
②他動詞の場合:現在分詞は能動を、過去分詞は受動を表す
ここへ来て、またまた以前の学習内容が出てきてしまいました。英語はどうしても積み重ねが必要な科目です。
中学英語ではあまり深入りせず、現在分詞=~している、過去分詞=~される、としてしまうことが多いので、高校英語ではきちんと区別しておかなければなりません。
ちょっと違いを考えてみてください。
①a falling leaf
②a fallen leaf
どちらも落ち葉ですが、違いは分かるでしょうか。
そしてよくある問題です。カッコの中に「excite」を適切な形にして入れられるでしょうか。
③an ( ) person
④an ( ) game
あえて日本語とは使い方が微妙に異なる他動詞を例に出しました。人間の感情に関わる動詞にはこのタイプのものが多く、入試でも頻出ですね。
教材を読んで、じっくり考えてみてください。