こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
以前は、家庭教師などの授業では多くの教材を持ち運び、カバンがパンクするのも辛く、肩や腕が筋肉痛になることもありました。
去年の春頃からは同僚の勧めもあって、PDFにした教材をタブレットを利用して持ち運ぶという方法で授業を行っています。
自分自身も楽ですし、大変地球にも優しい素敵な手法だと、勧めてくれた同僚には非常に感謝しています。
ところが、先月末からタブレット様のご機嫌が悪く、突如としてバッテリー残量が「100⇒1」になるという事件が起きています。
授業先で電源コードを借りる羽目になっており、新しいものを予約したのですが10日たっても届かず…
早く入荷してほしいものです。
さあ、今回は不定詞とまとめて考えられることの多い動名詞についてです。
教材ではかなりコンパクトにまとめられています。とは言え、重要事項は多いのできちんと学習しておかなければなりませんね。
早速ポイントをいくつかにしぼって紹介していきましょう。
動詞の語法としても頻出なのが、目的語に不定詞と動名詞のどちらを取るのかというものです。
一覧表などはどの教材にも載っているので、必ず自分の手で書き直すなどして押さえるようにしましょう。
不定詞か動名詞のどちらかを目的語に取る動詞、あるいはどちらを目的語に取っても特に意味は変わらないものをまずチェックしてください。
その後で、不定詞も動名詞も目的語に取り、そのどちらかによって内容が変わるものには特に注意しなければなりません。
基本的な例文を出します。
I remember to see him.
I remember seeing him.
今あえて意味を書きませんが、イメージとしてのとらえ方を考えましょう。
原則的に不定詞は『未来(志向)の内容=まだ実行していない内容』になり、動名詞は『過去(志向)の内容=すでに実行した内容』になります。これを踏まえて意味を考えてみてください。
少し難し目の表現だと「try to do」と「try doing」が出てきますが、この場合は『現実に実行したかどうか』と少し視点を変えると理解しやすくなるはずです。
高校入試でも扱われることがある「stop to do」と「stop doing」について少し触れておきますが、こちらはそもそも動詞の用法自体の問題です。
どういうことかと言うと「stop to do」の場合、そもそも「stop」が自動詞です。ということは目的語は取れませんね。
他に、不定詞と同じく、意味上の主語、完了形、否定、といった重要事項が出てきますが、不定詞と考え方は共通しています。
ここでは意味上の主語についてポイントを挙げておきましょう。例文です。
(1)I insist on going there.
(2)I insist on him(his) going there.
このふたつの違いは分かるでしょうか。ふたつの文をそれぞれ接続詞「that」を用いて書き換えできれば素晴らしいですね。
不定詞のところでも書き換えを出題しましたが、どこかでまとめて答えを載せたいと思います。