こんにちは、ナンバー・ゼロです。
冬並みに寒いと思えば、夏日があったりして落ち着かないですね。
このような寒暖差は身体に堪えます…
受験生の皆さん、お元気ですか。
火曜日は『数学インプレッション』。今回は、日本大学N方式1期(2015年度)です。
N方式は、一般的な全学部入試と考えてよいです。
第一志望の方はもちろん、一度の試験で複数の合格判定を行ってくれるので、併願を考えている人にも最適です。
日程が2月1日と早いこと、地方会場でも受験可能であることなど、受験生にとって”使い易い”入試ですね。
今週は、前半(概観編)です。設問の内容については、次週の後半(詳細編)をお待ち下さい。
1.受験概要
受験方式…N方式1期(全学部)
受験科目(文系)…英語・国語・数学or地公
配点…各科目100点満点(合計300点満点)
この受験方式は、私立文系ではごくオーソドックスなものです。
私立文系型の受験生は英国社で受験し、数学を得意とする受験生は英国数で受験します。
社会と数学で難度にそれほど差はないので、基本的に他の受験校の科目と揃えるべきです。
この時期に一科目余計に勉強する時間はありませんから、奇策に走らないことです。
2.大問外観
<全体像>
大問数…4
試験時間…60分
大問1つあたりの所要時間は、単純計算で15分です。
満点ではなく合格点を取ると考えれば、時間には余裕があります。
ちなみに合格最低得点率は、法学部で全体の55%下回るくらいですから、数学ですと3完できればお釣りが来ますね。
逆に言うと、この問題で時間が足りない状態ですと、勉強量が不足しているといえます。
難しい問題ばかりやろうとして、基礎が疎かになっていませんか?
心当たりのある方は学習内容をもう一度確認してください。
<第1問>
単元…小問集合
形式…マーク式
小問数…3
私大の第1問でよく出てくる小問集合です。
一度は見たことのある問題ばかりであるはずなので、戸惑うことなく対処できるでしょう。
<第2問>
単元…小問集合
形式…マーク式
小問数…4
これも第1問と同じです。
一つだけ手が止まるものがあるかもしれませんが、詳細は後半で。
その他はすんなりと終わってしまうでしょう。
<第3問>
単元…ベクトル
形式…マーク式
小問数…4
平面ベクトルの問題です。
完答するのはそれほど易しくはないですが、合格点といわれれば難しくはありません。
自分の力量で解ける問題を見極めて、確実に得点してください。それで十分です。
<第4問>
単元…微分・積分
形式…マーク式
小問数…3
入試で落としてはならない微積です。
一つ面倒な設問はありますが、与式の次数が高くないので、難しさは感じません。
一般論ですが、こと文系において微積での失点は即不合格につながりかねないので、過剰にでも鍛えておくべきです。
この時間制限の中で「見たことのない問題」はまず解けませんから、微積ではそのようなことのないようにしてください。
本日は以上です。
来週の後半(詳細編)もぜひお読み下さいませ。