大学受験

数学インプレッション 京都大(2014-文系)後半

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数学インプレッション(京都大学文系-後半)
こんにちは、ナンバー・ゼロです。
今日は数学インプレッション第5回として、京都大学(文系)の後半をお送りします。
ではここでもう一度全体像をチェックしておきましょう。
・満点
100~200点(学部により異なる)
・大問数
5問
・時間
120分
・特徴
小問による誘導がない問題も含まれます。
一部理系と共通になる問題も出題されます。

今回は第4問と第5問をチェックします。
第4問数列と対数です。
この問題は(1)と(2)から成り立っています。
(1)は本当に基礎的な漸化式の問題で、ここはおそらく全ての受験生が得点できているのではないでしょうか。
ただ、(2)は難しいですね。
ぼんやりと方針が立っても、具体的にどうするかを考えて、試しているうちに時間があっという間に経ってしまいます。
解答だけを見るとそれほど難解には思えないわけですが、時間制限があるとつらいですね。
ここは第2問と同様に(1)だけおさえて先に進んでも良いでしょう。
(1)と(2)の難度の差を考えると、全体的な難度は「難しい」でしょうか。
第5問確率です。
この問題の難度は「やや易しい」です。
新課程からは期待値は出題範囲外ですので、そこは注意してください。
Aの得点を具体的な数字を使って表してみれば、すぐにAの得点を文字で表せるでしょう。
そうしたらあとはΣを使って期待値を表してあげれば完了です。
むしろあまりにシンプルすぎて怖くなってしまいますが、時にはこんな問題もあります。
おそらくこれは今回の入試で最も易しい問題で、これを落とすと相等厳しくなったはずです。
これで全5問ですが、まとめておきましょう。
合格に必要なラインが6割だとして、第1、3、5問+第4問(1)をおさえられれば、そのラインに届く。
センターでボーダーラインを超えていればこのくらいでOKはなずです。
ボーダーに届いていない人は残りの問題の中でどのくらい取れるかによって運命が決まるでしょう。
第2問の(1)はさておきその他は結構難しいですから、危ない橋を渡ることになってしまいそうな雰囲気。
やはりセンターで失敗したくはないですね、これを見てしまうと。
2回にわたってお届けした、京大の数学は以上です。
京大という名前に臆さずに挑めば、もしかしたら自信を得ることが出来るかも知れません。
数学を得点源にしたいと思う方は是非トライしてみてください。
私は今回の京大にちょっと味をしめて、次回も国立大学の数学に挑戦してみようと計画中です。
どの大学にトライするか、今選定中ですのでしばしお待ちください。
それではまた。。。

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