大学受験

数学インプレッション 立教大(2014-経済)

投稿日:

こんにちは、ナンバー・ゼロです。
暑かったり寒かったり、過ごしにくいですね。
これで間もなく梅雨に入ると思うと気が滅入ります。
一刻も早く梅雨が明けるのを祈るのみです。
さて今日はお久しぶりの数学インプレッション第3回です。
今回は、立教大学経済学部の問題です。
前回までは「早慶」という枠組みでしたが、今回は「MARCH」を見ていきます。
立教は偏差値的にはMARCHの上位クラスですが、数学の問題レベルはどうでしょうか。
単年の問題で比較するのは難しいですが、大まかに見ていきましょう。

まず、2014年度入試の全体像をまとめておきましょう。
・満点
100点(全科目で400点)
・大問数
3問
・時間
60分
・特徴
小問集合は別として、その他の問題も設問数が多くなっています。
これは基本的に誘導になっていますので、誘導に乗る練習が必要でしょう。
次に、各大問について軽く触れておきます。
第1問小問集合です。
設問数8の小問集合です。
基本的な問題のみで、教科書の章末問題よりも易しいです。
ここでの失点はおそらく取り返しがつかないので、過去問演習を重ね、完答を目指しましょう。
第2問集合です。
整数の集合についての問題です。
イメージ的には学校の定期テストに出てきそうな問題で、入試ではそれほど目にしないタイプの問題です。
3の倍数と5の倍数について考えるのですが、一度は解いたことがある問題でしょう。
和を求める問題は数列に持っていければ秒殺ですが、ここで差がついたのだろうと思われます。
第3問図形と方程式です。
過剰なまでに親切な誘導がついた問題で、ここは完答が欲しいです。
(ⅲ)は若干難しいかも知れませんが、これも誘導に乗れれば直線の直交条件に気がつくでしょう。
厳しいことを言えば、ここで取り切れないようでは勉強不足と判断されてもしかたありません。
全体としてみますと、難問は一つもなく、易しい問題と標準問題の比率は7:3くらいでしょうか。
教科書をキッチリと仕上げていけば、問題なく合格点を取れる内容になっています。
一つ一つの問題を短時間で正確に解く力が求められるのであって、難問を解く力は求められていません。
そこを勘違いして難しい問題集に手を出しても、あまり実りはありませんので注意してください。
今日はここまでです。
受験生のみなさんもそろそろ定期テストの時期ですね。
受験勉強も大切ですが、学校の勉強もそれなりにはやっておかないと後で泣きを見ます。
バランスが難しいですが、メリハリをつけてなんとか乗り切ってください。
それでは~。

-大学受験

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

共通テストプレテスト分析(Ⅷ)

こんにちは。ナンバー・ゼロです。 先日、軽井沢に2泊3日で行ってきました。いつも通り、わが家のワンコたちを連れて行ったのですが、先日お伝えした通り、年長のワンコは遊びに行かれるような状態ではありません …

no image

平成27年度(2015年度)センター試験の数学IA(その2)

今日は昨日の続きで、数学IAがセンター試験においてどのように変化するかについてまとめていきます。(前日の記事はこちら) 昨日は数学Aでの単元選択の話を書きましたので、今日は「数学Aをどのように学習すべ …

no image

夏も準備が大切

こんにちは。今日は暑さもほどほどで、この時期にしては過ごしやすい気がします。 天気予報では「激しい暴風の可能性」と脅しをかけてきていますが、はてさてどうでしょうか? 中高生のみなさんはもう期末テストも …

no image

共通テストとは(Ⅴ)

こんにちは。ナンバー・ゼロです。 本来であれば夏休みも始まっている時期ではありますが、緊急事態宣言による休校の影響でまだ夏休みが始まっていない学校もあるのではないでしょうか。私が担当しているある生徒さ …

no image

2015年度センター入試についての続報

先日、大学入試センターが2015年度センター試験の移行措置を発表しました。 2015年度から、数学と理科が新課程入試になるための措置です。 これによって、浪人生は旧課程の問題を選択することも可能になり …