大学受験

国公立2次試験廃止?

投稿日:

国公立大学の2次試験で学力試験を廃止し、面接などでの"人物評価"に切り替える方向で検討が行われるとの報道がありました。要約すると、「学力試験は1次試験のみ(センターを元にした新テスト)で、2次試験は面接を行う」ということです。
入試制度も時代と共に変わっていきますから、それに対して無条件に反対することは避けるべきでしょう。

確かに知識偏重であることは好ましいことではありませんし、重箱の隅をつつくような問題は意味がありません。
知識は基本的なものにおさえ、その運用力を試す試験であることが望ましいのはよく分かります。

ですが、そもそも大学って何のための場所なのかを考えるべきでしょう。
あくまでも研究のための場所であり、教育が最重要視されるような場所ではないはずです。
そこに入るための試験のハードルを下げるというのは、大学の低レベル化を招いてしまう気がするのですが・・・
確かに知識偏重は好ましくありませんが、ある程度のレベルを担保するにはある程度の知識水準は必要であるはずです。
それを"ゆとり教育"を通して学んだはずなのですが、どうしたものか。

また、面接で"人物評価"を行うことがいかに難しいかという話もあります。
結局ここでも面接のテクニックなどが重視されることになりますから、それと知識偏重とでは大差ないのではと思ってしまいます。
まずもって、その公平性を担保することが困難ですよね、コネを完全に排除することは難しいですし。

こうなったらいっそのこと、国公立大学を二種類に分類してしまえばよいのではないでしょうか。
『研究を重視する大学』と『教育を重視する大学』と分け、前者では今まで通りに入試を行い、後者では学力試験廃止とします。
加えて、『研究を重視する大学』では手厚い奨学金を使えるようにする、と。これはある意味国の将来への投資ですね。

おそらく、これから様々な意見が上がってくると思われます。
その議論の中で、洗練された新しい制度が持ち上がってくることを祈ります。

今日はこの辺りで失礼します。
それではまた。

-大学受験

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

数学インプレッション 早稲田大(2014-政治経済)

こんにちは、ナンバー・ゼロです。 もうすでに桜も散って新生活も動き出した今日この頃、みなさまお元気ですか。 春かと思いきや次の日には寒かったりして、体調を崩しやすくなっています。 朝なんてまだまだ寒い …

no image

センター試験廃止?

6月6日に「政府の教育再生実行会議が数年後を目処としたセンター試験の廃止を検討」という報道がありました。 会議では、現在検討されている「到達度テスト」との統合も視野に、話し合いが進められるようです。 …

no image

【センター試験】センターの現代文とは

高3生・既卒生ですと、そろそろセンター試験について考えている人も多いかと思います。 そこで、今日から数回に分け、『センターの現代文』の分析と解法をまとめます。 センターでは古文と漢文の対策が取りやすい …

no image

今でも解ける大学入試数学【その1】

もう3月も下旬に入りました。暖かくなってきましたが、みなさまの町では桜は咲きましたでしょうか? ここ横浜ではもう開花しているとのことですが、私はまだ目にしておりません。 さて、現在国公立大学入試後期試 …

no image

大学受験英語のテーマ(私立大学編)

昨日の国公立大学編に続きまして、今日は私立大学編をお届けします。 対象とするのは、私立大学の最難関である早稲田大学・慶應義塾大学です。 私立の両雄である早稲田と慶應ですが、その英語は大きく異なります。 …