これは見ての通り漢字の教材です。
漢字の教材はレベルの幅も広く、たくさん存在しますが、この教材は一冊で全てのレベルをカバーします。
漢字に多くの時間を割ける人はそれほど多くないでしょうから、適切なボリュームではないかと思います。
「漢字は不安だけど、そんなに時間を使えない」という人、ぜひ手に取ってみてください。
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1.特徴
構成は全7章で、以下のようになっています。
第1章:最も試験に出る漢字180
第2章:最も点差がつく漢字660
第3章:最も間違い易い漢字460
第4章:センター試験に出る漢字360
第5章:最も重要な四字熟語180
第6章:最も重要な慣用句200
第7章:セットで覚える語300
この中から、目的と自分の力に合わせて選択すればよいでしょう。
例えば、漢字が苦手な人は“第1、5、6章を先にやる”など優先順位をつければ良いはずです。
また、解答は赤シートで隠せる形式です。
ですから、電車の中などのペンを持てない環境でもそれなりに学習できるでしょう。
スキマ時間に使うのにも適した教材です。
2.長所
コンパクトで扱いやすいのも長所の一つですが、何より優れているのは「例文が面白い」点です。
堅苦しい文ではなく少しシュールな文が使われており、やっていて飽きることがありません。
受験参考書ではまず見ることのないような表現が多く、面白いだけでなく、記憶にも残りやすいでしょう。
また全単元を通して、センター対策が施されています。
ですから、この教材を数回回すだけでもそれなりにセンターの漢字部分は点数が安定するでしょう。
センターの漢字にあまり多くの時間を使うことは出来ませんが、ここでの失点は痛いので、点数が安定するようにそれなりの準備をしましょう。
3.使用上の注意
この形式の問題集に共通することですが、“分かる”と“書ける”は別次元です。
記述形式の出題がある場合は、必ず書く練習をしましょう。
漢字の問題だけではなく、論述などでも漢字は必要です。
漢字を書けるようにしておかないと、全体的に失点するおそれがあります。注意しましょう。
また、語句はその意味もセットで抑えてください。
書けたり読めたりしても、意味が分からないことにはあまり効果がないです。
今日はこれで終わりです。
暑かったり、雨が降ったりと忙しい気候ですが、皆さま体調を崩さぬようお気をつけください。
それでは今週もよろしくお願いします。