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数学の過去問分析

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こんにちは。
続々と甲子園に出場する代表校が決まっていき、ここ神奈川でもベスト8が出そろいました。
引き分け再試合なんて胸熱の展開もありましたが、まあ大体順当な顔ぶれです。
どこが出てもそれなりの結果を出すでしょうから、そういう意味ではクールなのですが、今年の神奈川はひと味違います。

桐光学園の松井投手、彼です。
一人の選手にこれだけ盛り上がりを見せるのは、懐かしの横浜高校松坂投手以来でしょうか。
この夏がどのような形になっても松井投手は野球を続けるでしょうから、今から将来が楽しみです。

で、今日は昨日に引き続いて過去問分析です。
今日は“数学”について、過去問を見る上でのポイントをまとめます。
ただ、あくまでも時間のない受験生向けですから、その点に留意して下さい。
決してプロが行うような精緻な分析は念頭に置いていませんので、あまり期待しすぎないで下さい。


ポイントは大きく分けて3つです。

1.解答形式
これは「記述形式」と「マーク形式」のどちらなのかということです。

記述形式」では途中経過も全て採点対象ですから、学習する際には記述の正確性にも注意を配らなくてはなりません。
基本的に誘導はありませんから、自分で取っかかりを見つけなければならず、ハードルは高めです。
安定して点をとるには、膨大な量の演習をこなし、ある程度のパターン分けを頭に叩き込んでおく必要があります。

対して「マーク形式」では誘導があるので、基本的に出題者の敷いたレールに乗る必要があります。
この点では記述形式よりも楽ですが、基本的に部分点がないので、外したときには大幅に点を落とす可能性があります。
ですから、出題者の意図をくみ取る練習を重ねるべきでしょう。
その際には、与えられた条件や設問構成などもヒントになります。

2.問題量
パターン分けしてしまえば、これは「熟考型」なのか「スピード型」なのかということです。

熟考型」であれば、難しい問題とにらめっこして、解法を考える練習が必要です。
試行錯誤を繰り返し、問題を見るテクニックを磨きましょう。

スピード型」では、全ての問題に手が回らない可能性があります。
ですから、全体を俯瞰し、素早く問題を取捨選択する力を身につけなければなりません。
また、1問あたりに使える時間も概算で出し、時間を上手くマネジメントする力も必要です。

3.出題分野
高校入試とは異なり、大学入試では出題される分野に偏りがあることが多いです。
最短距離で合格点にたどり着くためには、頻出分野を中心に勉強し、高確率で得点できる状態にしておく必要があります。
そのための準備期間は長い方がいいですから、この時期に秋以降に重点的に学習する分野をつかんでおきましょう。

一つの例ですが、一橋大学では120分で5題が出題されます。
時間的にはかなり厳しく、ほとんどの受験生は時間内には解ききれないでしょう。
合格するためには5割以上は欲しいところですから、少なくとも2題は完答したいところです。
頻出単元は、「整数問題」「確率」「微積」「ベクトル」あたりですが、実は「整数問題」と「確率」は必ず出ます
まあ対策をしたからといって、必ず完答できるようなレベルの問題ではないのですが、部分点でも稼げれば、合格に近づくことは間違いないでしょう。
このレベルにおいては、1点や2点の差で合否がわかれますので、部分点を軽視しないことをおすすめします。

今日はこれで終わりです。
二日続いたこのシリーズ、いかがでしたか?
後やるとすると、歴史(日本史や世界史)なのですが、需要はあるのでしょうか。
んー、一晩考えて、明日どうするかを決めようと思います。

それではまた。

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