昨日に続けて、今日も数研出版「4STEP」の変更点をみていきます。
八回目の今日は、数学Bの第3章「数列」です。
長らく続いた4STEPシリーズも、とりあえずは今日が最終回になります。
数列では大きな内容の変更はありませんが、実際の入試に出るような項目が追加されています。
つまり、応用問題が収録されるようになった、ということです。
まず、旧課程の問題構成を見てみます。
STEP A(基本)…34
STEP B(標準)…49
発展問題…10
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問題数合計…93
これに対し、新課程の問題構成は以下のようになっています。
STEP A(基本)…36
STEP B(標準)…48
発展問題…11
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問題数合計…95
問題数はほぼ同じですね。
教科書の内容がほとんど変化無しですので、これは当然なのですが。
では、細かい部分でどのような変化があったのでしょうか?
具体的に言うと「格子点」と「確率と漸化式」についての問題が追加されました。
よく出る問題ですから、これは歓迎すべき変化ですね。(これを高2の段階でやることの是非はさておきですが)
細かいところでは、複利計算のところの金利が変わっています。
旧課程では年利6%だったのが、新課程では年利0.6%になっています。
これはあれですかね、昨今の経済事情を鑑みた結果なのでしょうか(笑)
今日はこれで終わりです。
長かった4STEPシリーズもとりあえずは完結ですが、いかがでしたでしょうか?
ベストセラー(?)とも言える問題集ですので、なかなか歯ごたえのある内容になっていますよね。
普通に学校の授業に合わせるだけではなく、もう少し別の使い方もあると思うのですが、今はうまく形になりません(^^;)
もう少し時間をくださいませ。特別編として公開できると思います。
それでは。