ここで英語長文の問題集を取り上げるのは初めてでしょうか、あまり記憶がはっきりしません(^_^;)
昨今の大学入試英語を見ていると、やはり長文で得点を稼げないとお話にならないといった印象です。
難関大学を中心に、文法問題はその割合を減らし、長文と英作文がシェアを広げています。
私立大学では英作文は出題されないところもありますので、まずは長文対策がキーになるはずです。
今日の教材は、長文対策の最初の一冊になるかもしれません。全部で4段階ありますが、今日は第1弾の基礎編です。
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1.特徴
長文問題集としてはオーソドックスな形式で、問題が別冊になっています。
解答部分の方がボリュームがあり、設問だけではなくパラグラフ(段落)ごとに重要表現と構文の説明が入ります。
ですので、重要構文の和訳を進めていけば、英文解釈の練習にもなりますね。
また、肝心の英語長文は難度順に並べられています。
一つのUnitに長文が4つ入っており、Unitは3つあります。
つまり、全部で12個の英語長文を学習できる、というわけです。長文問題集としては、標準的な分量です。
2.長所
まず最初に分かるのが、「様々な問題形式がミックスされている」ということです。
空所補充、和訳、説明、客観問題などなど、形式に偏りがありません。
これにより、どのような大学に対してもそれなりに対応する力が身につくでしょう。
特に、私立大学受験生の中には、“マーク問題しか出ないから、記述は一切やらない”と言い切る人もいます。
ですが、それはあまりにももったいない話です。
せっかく勉強するなら、先々使える力を身につけるべきですし、必ずしも遠回りにならないはずです。
また、各問題で重要な英単語をピックアップしてくれています。
これがなかなか重要な単語揃いですので、最低限ここの単語はおさえておくべきです。
英語長文では、全ての単語の意味が分かる必要はありませんが、キーになる単語が分からないと崖っぷちです。
ピックアップされている英単語には、そのようなものが多いと思ってください。
3.短所
これは短所というか使用上の注意ですが、“基礎”と言いつつも、それなりのレベルが要求されます。
ですので、最低でも英文法を1周しているくらいの知識と単語力は要求されますので、ご購入の前にはパラパラと確認してください。
また、各問題で日本語と英語の記述問題がほぼ確実に出ますので、それをやっている時間が無い人はパスしましょう。
(例えば、マーク形式の大学しか受けない人で、入試直前の時期にはこれではなく過去問に取り組みましょう。)
今日はこれで終わりです。
もう夏も近くなり、受験生はいよいよ受験モードに突入です。
とは言っても、いきなり過去問は難しいことが多いので、この教材を順番に積み上げていき、レベルアップを図るべきです。
焦る必要はありませんが、やることはやらないとダメです。
千里の道も一歩から、ということですね(^_^)
それでは今週もよろしくお願いします。