6月6日に「政府の教育再生実行会議が数年後を目処としたセンター試験の廃止を検討」という報道がありました。
会議では、現在検討されている「到達度テスト」との統合も視野に、話し合いが進められるようです。
これは受験生にとっては大きな変化になります。
1979年に共通一次試験が始まり、1990年からはセンター試験になりましたが、“一発勝負”という点においては変化はありませんでした。
つまり、1年に一度しかチャンスがないので、失敗したらまた翌年チャレンジするしかなかったのです。
ですが、この「到達度テスト」は、年に2~3回実施される予定で、高校2年生も受験することが可能になりそうです。
つまり、受験生は「到達度テスト」を数回受けて、その最高点を使って受験できることになります。
イメージとしては、TOEICのスコアをイメージしていただければOKかと思います。
当然、受験生は一発勝負のプレッシャーから逃れることが出来るので、受験生には優しい仕組みになるかもしれません。
もちろん問題点もあります。
今のセンター試験では、その規模と公平性を保つために多大なコストがかけられています。
その回数が増えるとなると、そのコストも回数分増えるわけですから、その負担が受験生には重くなってしまうでしょう。
現行のセンター試験でも、受験料は約20,000円とかなり高額です。
これを何回も負担させるのはいかがなものかと思いますので、そちらの面もしっかり考えていただきたいものです。
今日はこれで終わりです。
このニュースに関しては、また続報があるでしょうから、それを待ちましょう。
また、あくまでもまだ先の話ですので、受験生はあまりあわてずに勉強してくださいね。
それではまた。