大変長らく間が空いてしまいました、テキスト紹介コーナー。
ちょっと記事を確認してみたら2013年12月以来、7年ぶりということになります。2013年と一口には言うものの、自分が何をしていたか簡単には思い出せない月日です。ということは、この7年間で大学入試も大きく変わっており、つまり、それだけテキストも新しいものが出版されたり、既存のものが改訂になっているということになります。
さて、今回の教材は、学研の「[きめる!共通テスト]英語リーディング」です。
この教材は、共通テストとはどんなものなのか、さらに、問題ごとの特徴に沿ってどのように対策を立てていけばよいのかを、きめ細かく教えてくれるものです。実際、私もこの教材を使ってしっかり勉強させてもらいました。
今後、共通テストが実際に実施されればさらに対策教材は充実してくるでしょうが、この教材は2020年6月という非常に早い段階で発売されており、その時点で早速購入させてもらったこともあり、ぜひ紹介したいということになりました。
ご購入はこちらからどうぞ→[きめる!共通テスト]英語リーディング
1.特徴
①『プレテスト』②『スキル・トレーニング』③『共通テスト対策模試』の3部構成になっています。
①で実際のプレテストを用いて共通テストの特徴を問題ごとに分析し、②で問題ごとに必要とされるスキルを磨く演習をし、③でその仕上がりを確認するという構成です。特に、①の解説は非常に分かりやすく、どのような意図で設問が作られているのかなども学ぶことができるでしょう。
このテキストの①を読むことで共通テストの特徴が分かるようになっているので、共通テストがどんなものなのか全く知らない場合や、ある程度形式は知っているけど…という場合にも使いやすいテキストと言えます。
2.長所
上で述べたように、共通テストについて全く知らない場合は、①からじっくり取り組むことで、共通テスト受験に備えて何を学習していけばいいのかの指針を立てられます。
プレテストや模試などを通してある程度の経験がある場合には、②を用いて苦手な形式の練習を積むことができるので、①の必要な部分を読みながら取り組むといいのではないでしょうか。
さらに、巻頭(P006~P016)の『共通テスト 特徴と対策はこれだ!』はぜひとも読み込んで欲しいと思います。共通テストとCEFRの対応を知らないで学習している人も相当数いると思われるので、これを機に、出題の意図や難度を知っておくことで対策もより立てやすくなるでしょう。
また、別冊で『全訳&語彙ハンドブック』なるものがついています。掲載されているプレテストはもちろん、すべての問題の全訳と単語・語句(イディオム表現や語法)リストがついているので、英文の内容を復習するのに利用できます。
3.使用上の注意点
別冊の単語・語句リストは大学受験に必要なものという観点から作られており、知らない単語が多くある場合には、少なくとも入試基礎レベルまでの語彙をマスターしておかなければならないでしょう。つまり、それが共通テストの対策には必須ということになります。
また、このテキストの英文は1文ごとの精読には向きません。
スラッシュリーディングなどの文の切れ目が分かる解説はされていないので、もしそういった用途で使うのであれば別のものを探しましょう。
そもそも共通テストの目的は、ある程度の分量の英文を読んで、必要な情報を探し出すことだと考えると、別冊の全訳で文章全体を大まかにチェックできれば復習には十分だとは言えますが。
特徴のところで触れた共通テスト対策模試は1回分なので、もっと練習をしたいと意欲が出てきた場合は、回数をこなせる他のテキストに取り組みましょう。いずれこちらのコーナーでも取り上げていく予定です。
ふう、今日はこれで終わりです。
久しぶりだったので書き方が若干怪しいです。
ちゃんと書けてるかな…
何かおすすめの参考書がありましたら、是非教えてください。
引き出しは多いに越したことはありませんしね。
それではまた。