5月17日号の週刊朝日で、「高校の難関大学実合格者数」という特集がありました。
今日と明日はこの特集について、記事を書きたいと思います。
一般に私立大学では、複数の学部学科を併願することが出来ます。
また、高校では合格実績を延べ人数で表記します。
ですので、私立大学の延べ人数での合格実績は高校の実力を正確には反映しません。
具体例を挙げましょう。
A君が○○大学の法学部と経済学部と文学部に合格したとします。
その場合、その実績は「○○大学・・・3人」と表記されてしまい、あたかも「○○大学に合格する力を持った生徒が3人いる」ように見えてしまうのです。
これから高校を選ぶ人、またこれから大学受験をする人は、このことを意識しなければいけません。
同じ合格者数でも、それが少数の受験生によってはじき出された数字なのか、全体で平均的に出した数字なのかで大きく意味が異なってきます。
トップにいなければいけないのか、上位三分の一でいいのかでは、高校生活の過ごし方も大きく変わるでしょう。
タイトルにある「実合格者数」とは、そのような複数学部学科の合格を排除した数字です。
先ほどのA君の例ですと、「○○大学・・・1人」となり、より実態に近い数字になっています。
また、浪人生も含まれてしまいますので、それも割り引かなければならないです。
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今日は“神奈川の公立高校”の様子を見ていきたいと思います。
また、データが出ていない学校もありますので、その点に留意して読んでください。
詳細なデータは雑誌をお買い求めくださいませ。
早稲田・慶應・上智・東京理科大+GMARCHの合格者数が、卒業生数を超えている高校を挙げます。
厚木高校
小田原高校
川和高校
希望ヶ丘高校
県立鎌倉高校
光陵高校
平塚江南高校
横浜国際高校
横浜緑ヶ丘高校
※50音順です。
これらの高校は上記の大学に多数の合格者を出しています。
旧学区のトップ高がずらりと並びましたが、他にも「卒業生数≒難関大学合格者数」となっている高校も多数あります。
幾分厳しめに評価しなければならないとは言いつつも、これらの高校で頑張っていれば大学受験でも十分に戦えそうです。
国公立大学の合格実績も見る必要はありますが、これらのデータも高校選びの指標の一つとなるのではないでしょうか?
今日はこのあたりで終わりです。
明日は私立高校編をお送りします。
それではまた。