先日に続けて、数研出版「4STEP」の変更点をまとめていきます。
五回目の今日は、数学Ⅱの第5章「指数・対数関数」です。
今までと同様に、この単元でも特に新しく加わった項目はありません。
ですが、今までの傾向を見ていると、計算問題のボリュームが増えていそうな気はします。
おそらく、指数方程式・対数方程式などの計算問題が追加されているのでしょう。
まず、旧課程の数学Ⅱの「指数・対数関数」の問題構成を見てみます。
STEP A(基本)…30
STEP B(標準)…31
発展問題…4
=============
問題数合計…65
これに対し、新課程の問題構成は以下のようになっています。
STEP A(基本)…29
STEP B(標準)…34
発展問題…5
=============
問題数合計…68
問題数だけを見れば、あまり変化はありません。
STEP Aが減っていますが、これは今まで2つに分かれていた問題が1つにまとめられたことが原因です。
ですので、小問まで見てみれば、概ね今まで通りです。
ただ、STEP Bが数問増えています。
これはやはり予想通り、指数方程式と対数方程式の計算問題が増えているからです。
ただ、それほど易しいものではなく、若干難しめの計算問題ですが。
今日は以上になります。
ここはほとんど変化無しでしたが、全体的に計算量を増やしていく方針は一貫しています。
数学ⅡBの中では、比較的易しいと思われる単元ですので、早い時期から練習を重ねて得点源にしましょう。
次回は「微分・積分」です。
ここは目に見える変化があると想像されます。
難しい話ですが「扱う式次数制限が緩やかになった」ため、四次以上の関数が登場する可能性があるのです。
詳しくは次回の記事をご参照ください。
それではまた。