こんにちは。ナンバー・ゼロです。
今年は梅雨がなかなか明けず、さらには集中豪雨もあちらこちらであって、コロナ禍の中で想像できないほどの被害を受けた方々が数多くいらっしゃいます。何もできない身ではありますが、一日も早い復興をお祈りいたします。
ナンバー・ゼロは、本業の学習塾に力を入れ、休校措置などで学習に遅れが生じている生徒さんをしっかりサポートしていきます。学習面でお困りのことがあれば、遠慮なくお問い合わせください。
さて、今回から、2018年11月実施の共通テスト英語リーディングのプレテストを用いて分析をしていきます。設問ごとのコメントに関しては、できるだけ解説というよりは、他の設問にも利用できるような取り組み方や、テクニックなどをメインにしていく予定です。
まずは第1問です。配点やCEFRのランク等は以前の『共通テストとは』の記事を参照してください。第1問の問題文にざっと目を通すと、英文は非常に読みやすく平易な内容だと感じるのではないでしょうか。ということは、設問の意図に的確に応え、何が解答として要求されているのかを正確に判断できるかが、得点できるかどうかのカギになるでしょう。
予想される英文のジャンルとしては、今回のプレテストのような手紙やウェブサイトの広告(告知)、掲示物やパンフレットなどが考えられます。このジャンルは、センター試験の過去問を解いた経験がある生徒さんならお気づきかもしれませんが、第4問Bとよく似ています。
今回は第1問Aについて見ていきましょう。
手紙(リード文では『note』となっています)から必要な情報を読み取る問題です。この問題だけに限らず、リード文(前置き)がある場合は慌てて読み飛ばしたりせず、必ずしっかり読む癖をつけてください。他の科目でも同様ですが、リード文(前置き)には状況が書かれているので、解答の手掛かり、あるいは根拠になる可能性さえあります。
さて、全体的な取り組み方としては、英検の対策などで耳にしている生徒さんも多いでしょうが、設問の表現を手掛かりにして、本文中に同じ表現あるいは言い換え表現を探すということがメインになります。
ただし、CEFRのランクにもあった通り、書き手の意図を読み取る必要もあるため、ストレートに設問の表現が出てこないことが多々あります。その場合は落ち着いて、設問、選択肢、問題文をセットにして検証してください。結局のところ、大雑把なことを言ってしまえば、問題文に書かれていないことは答えにならないので、それを根拠に選択肢を絞ることができます。
⇓⇓⇓問題はこちら⇓⇓⇓
第1問A
【Comment】
問1
選択肢の先頭が疑問詞(形としては関節疑問文)になっています。疑問詞の問うている内容を考えながら、本文中に根拠を探すと良いでしょう。
問2
設問の『invite』に着目して、本文中に『invite』を探してみましょう。他の単語であれば言い換えになっているかもしれないので、そこは常に意識すること。選択肢の『a few』や『all』には注意して、本文と照らし合せるように心がけると、ひっかけの選択肢に惑わされなくなります。
英語に限らず、言葉、単語、熟語の正確な意味を押さえておくことは非常に重要です。常に正しい言葉の使い方、意味を意識しながら学習する習慣をつけるといいと思います。