今日はメジャーな傍用問題集である数研出版の「4STEP」について、その変更点をまとめます。
数学ⅡB自体は旧課程と新課程で特に大きな変更点はありません。
(大きな変更は、数学ⅠAとⅢに集中しています。)
ですが、細かいところで変更点があるので、それを丁寧に追いかけていきたいと思います。
一気に記事にするとネタ切れしてしまうので、章ごとに分けて構成します。
初回の今日は、数学Ⅱの第1章「式と証明」です。
この単元には、新しく「3次式の展開・因数分解」と「二項定理」が加わっています。
当然問題数は多くなることが想定されますが、量以外での変化はあるのでしょうか?
まず、旧課程の数学Ⅱの「式と証明」の問題構成を見てみます。
STEP A(基本)…21
STEP B(標準)…22
発展問題…4
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問題数合計…47
これに対し、新課程の問題構成は以下のようになっています。
STEP A(基本)…32
STEP B(標準)…28
発展問題…9
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問題数合計…69
2単元増えたこともあって、予想通り問題数は多くなっていますね。
具体的に見ると、以下のようになります。
*「3次式…」と「二項定理」移行によって増えた問題数*
STEP A(基本)…9
STEP B(標準)…7
発展問題…4
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問題数合計…20
これを差し引けば、それほど問題数に変化はありませんね。(47→49)
細かいところですと、「等式の証明」で"連比"の問題が増えています。
今まではあまり出なかった問題ですが、比例式に書き換えるだけでOKなので、あまり影響はないでしょう。
今日は以上になります。
あまり劇的な変化はありませんでしたね。。。少しつまらなかったかもしれません。
次回は第2章の「複素数と方程式」についてまとめます。
予想されるに、今日よりももっと変化がないような気がします(^^;)
それではまた。