これはかなり薄い教材です。問題数もそれほど多くはありません。
では何故紹介するかと言えば、数学が苦手だったり、計算が遅いと思っている高校生にとって、無理なく始められる教材だからです。
学校の教材が難しければ、無理してそれを使う必要は無いのです。
自分の力に合ったものを使わないと、勉強するのが嫌になってしまいます。
易しいものでも、繰り返して続けていけば力がつきます。
そうすれば今までは難しく感じた学校の教材に取り組むことも出来るようになります。
結局のところ、数学でも『千里の道も一歩から』だということです。
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1.特徴
まず、全10単元です。
各単元が難度順に「導入の問題」→「ホップ」→「ステップ」→「ジャンプ」と4段構成になっています。
ですので、この中のどれを扱うかによって、自分の力に合わせて調整することができるのです。
得意な人は、1日に1単元すべて解いてください。そうすれば10日で一周できるので、相当な回数反復することが出来ます。
苦手な人は、「導入」と「ホップ」だけ解いてください。そうすれば嫌になることなく、続けることが出来るでしょう。
2.長所
分量が適度に少ないので、復習に向いています。
想定されるのは、高校2年生が数学ⅠAを忘れないように使う、というパターンでしょうか。
数学ⅡBの負担はかなり大きいので、ⅠAに多くの時間を割くことはできません。
そうなると分量が少なめであるこの教材はとても便利です。
センター試験しか数学は使わない人であれば、高校3年生でも使うべきでしょう。
6月くらいまでに基礎的なことが出来るようになれば、センター試験は十分間に合います。
3.短所
これもやはり裏返しになりますが、分量が少ないので学校のテスト対策には不向きです。
学校のテストはどうしても狭く深い問題設定ですから、この教材だけで対策を行うのは無謀です。
使うとしたら、この教材で土台をつくって、その後に学校の教材を使いましょう。
魔法の杖のような教材はなかなか見つからないですから、状況に応じて使い分けることが必要になります。
今回の教材紹介は以上です。
ちょっと表紙が漫画チックですので、あまり手にとってご覧になる方もいないのかもしれません。
ですが、内容はしっかりしたものですので、書店でぜひ中を見てみてください。
最後になりますが、当教室では進度管理シートを使って、この教材を活用しています。
自主学習の習慣がまだ弱いお子さまでも、サポートをすることによって自主学習をこなせるようになります。
ご興味がおありでしたら、お気軽にお問合せください。
2013/04/08追記
同シリーズの数学Ⅱ・Bも紹介しました。
ぜひこちらの記事をお読みください。