現在、国公立大学の2次試験倍率が発表されています。まだ確定ではありませんが、センター試験の難化と昨今の経済状況から、概ね予想通りの展開にはなっています。
まず、センター試験難化の影響で、最難関大学は志願者が前年度割れしそうです。
ここ関東で言えば、東京大学がそれにあたります。
文系学部はともかく、理系学部では志願先を東京工業大学に移した受験生が少なくない数存在すると考えられます。
文系は、昨今の不景気の影響で人気薄で、そもそもの受験者数が少なくなっていると考えられ、特に一橋大学では大幅に志願者が少なくなるようです。
それでは地元神奈川はどうかと言いますと、現状では例年と大きくは変わらないのではないかと思われます。横浜国立大学は、理系学部は前年比増になりそうですし、文系学部もセンター試験難化で一橋大学に出願できなかった受験生や早稲田大学・慶應義塾大学に重きを置いている受験生の人気を集めるのは例年通りです。
ただ、横浜市立大学は、今年から受験方式の変更があり、比較は難しいところです。
ですが、不景気で国公立の人気は高まっていること、私立型の科目選択でも受験できることから、志願者が増えることはあっても減ることはないのではないかと思われます。
すべての国公立大学の出願状況は今週中には確定します。
私立大学の出願状況も含めて、注目しておきたいところです。