こんにちは。寒い日が続きますね。
受験生の皆さんはセンター試験が終わり、自己採点を終え、リサーチも提出したでしょうか。
体調不良などなく受験できていれば幸いですが、常にベストの状態で臨むのはなかなか難しいものです。だからこそ日頃からしっかり準備を怠らないようにすべきですね。
仕事をする立場でも同じことが言えるので、私ごときでも常にそう心がけて日々準備を怠らないように努力しています。
さて今回は、関係詞総まとめとも言える関係副詞に入ります。
やはり何と言っても関係代名詞と関係副詞の正確な識別ができるかどうかが重要なポイントです。
先行詞が場所を示す言葉だからといってすぐに「where」を選んだり、時間を示す言葉だからといってすぐに「when」を選んだりしていないでしょうか。
関係代名詞と関係副詞の識別の基礎にあるものは、やはり品詞です。名前をよく見て考えてみましょう。
ポイントは「(代)名詞」と「副詞」です。文章内でのはたらきをきちんと押さえられていれば識別できるはずです。
例文でチェックしてみましょう。以前関係代名詞のところで用いたものと同じ文章です。
①I know the house in which he lives.
この文章では「which=the house」ですね。つまり「which」と「the house」の両者とも名詞ということになります。
イタリック体にした部分でちょっと文章を転換してみると「He lives in the house.」という文章が見えてくると思います。
実はこの①の文章を関係副詞を用いて書き換えることができます。
②I know the house where he lives.
①と②の文章での大きな違いは何か、並んでいる文章を見るとすぐ気づくかと思われますが、②の文章には「in」がありません。
ここで思い出して欲しいのは、英文の構造では「前置詞+名詞」の構造が形容詞や副詞としてはたらくというルールです。
「where」は関係副詞なので、はたらきも副詞でなければなりません。
そこから考えると「where=the house」では構造的におかしいということになります。正しいのは「where=in the house」という関係です。
こうすれば「where」も「in the house」もどちらも副詞と言うことができます。
つまりイタリック体の部分を文章に転換した場合に「He lives the house.」では間違った構造ということが分かります。
それでは次の文章に適切な関係詞を入れてみてください。これができればすでに関係代名詞と関係副詞の識別をマスターしたと言えますね。
(1)This is the station ( ) I went yesterday.
(2)This is the station ( ) I visited yesterday.
(3)This is the reason ( ) I want to tell.
(4)this is the reason ( ) I like her.
答えはどこかで掲載したいと思います。