時期柄どうしてもセンター試験の話題が続いてしまうのですが、雪が多い地域は今年も大変そうです。
雪がほとんど降らない場所でしか生活したことがないので想像でしか話ができず失礼ではありますが、試験に影響が出ないことを祈るのみです。
記憶が正しければ、横浜でも2013年の1月は毎週のように土曜になると大雪で、受験生たちだけではなく自分も授業に行くのに困った記憶があります。
2014年の2月も結構な雪が降った記憶がありますが、去年はなっかたと思います。今年も大丈夫そうですが…
さて今回は、教材では『関係代名詞②』の部分です。
この章は「前置詞+関係代名詞」と「what」です。前者については関係副詞のところで再度扱わなければなりませんが、難しいところなのできちんとチェックしておきます。
早速「前置詞+関係代名詞」について見ていきましょう。典型的な例文ですが、この文はどうでしょうか。
①I know the house which he lives in.
ある程度理解できていれば特に問題なく「彼が住んでいる家」という日本語にはたどり着けると思われます。
ポイントは関係代名詞節の中にある動詞です。具体的には「lives」ですが、これは自動詞の仲間ですね。
つまり、以下の文章は間違いということになります。
②I know the house which he lives.
こう書いてしまうと関係代名詞「which」が「live」の目的語(目的格)としてはたらき、「live」が他動詞ということになってしまうからです。
ほとんどの「前置詞+関係代名詞」の構造は、このように関係代名詞節の動詞が自動詞で、その後に出てくる前置詞の目的語になっているというものです。
もう少し深入りして確認しておくと、前置詞+名詞となった場合には、形容詞または副詞のはたらきをするのが文型のところで学んだルールでした。
この点は、関係副詞を少し先取りする意味でもきちんと理解しておくのが望ましいです。
さて、話を①の正しい文章に戻しましょう。この文章では散々出てきた「前置詞+関係代名詞」の形にはなっていません。
もちろんこれでも正しい文章なのですが、英語には元々結びつきの強かったものをまとめて書くという文化があって、そこで登場するのが「前置詞+関係代名詞」の形です。
①を書き換えてみましょう。
③I know the house in which he lives.
関係代名詞「which」=「the house」なので、この「in which」という形は結局のところ「in the house」という元々の形を表しているに過ぎません。
関係代名詞節が非常に長くなってしまい、文末に前置詞があると構造的に気分が悪い様子であったり、前置詞を誤読されてしまったりすることがあるのを避けているとも言えます。
相変わらず関係代名詞の内容は難しいですよね。
今回もポイントが長くなってしまったので「what」については次回まとめることにします。