受験生にとってはいよいよセンター試験直前になりましたね。準備は整っているでしょうか。
大学受験ともなれば自己管理・予定管理は当然と言えば当然ですが、まさかこの時期になっても試験会場がどこだか分からないなんて人はいませんよね。
大学入試という大きいイベントを迎えるにあたって、ちょっとした心の油断から大きな落とし穴にはまらないよう注意してもらいたいものです。
さて、今回も引き続き関係代名詞について見ていきます。
教材では『関係代名詞①』として6ページの中に凝縮されていますから、この難しい単元を理解するためにお手伝いを多くしていきたいと思います。
前回までで構造についてはチェックしたので、今回は日本語訳の仕方についてポイントをチェックしておきましょう。
それぞれの格ごとに見てきます。
まずは主格からです。例文は前回と同じものです。
I know a boy who is running in the park.
この文章を日本語に訳す場合に、学習し始めたばかりの中学生たちは「私が知っている男の子は公園で走っています。」とすることが非常に多い。
この手のミスは英語と日本語の語順の違いが理解できていない場合に起こるものです。
上の文章を構造面で分解すると次のようになります。
主語+動詞+目的語+関係代名詞節(修飾語句)
これを日本語に訳す場合には、必ず「関係代名詞節(修飾語句)⇒目的語」という順序になります。まさに英文の後置修飾の構造です。
構造を理解して、正しい日本語訳ができたでしょうか。
次に目的格ですが、目的格の場合は関係代名詞節の構造にも注意が必要です。
I know a boy whom you saw yesterday.
こちらも「私が知っている男の子にあなたは昨日会いました。」としてはいけません。
主格の場合と同様に構造面で分解すると、同じ構造になっていますね。少し注意しなければならないのは関係代名詞節の構造です。
主格の場合とは構造が異なり、関係代名詞節の中にも「主語+動詞」があります。そこをきちんと押さえて日本語に訳しましょう。
機械的に考えると「SがVする(関係代名詞節)名詞(先行詞)」とすればOKです。
この投稿で初めて先行詞という言葉を使いましたが、先行詞とは関係詞節が修飾する部分、ここでは「a boy」という名詞でしたね。
こちらも以上を踏まえて正しい日本語訳をできたでしょうか。
最後に所有格ですが、目的格の場合と同様に関係代名詞節に「主語+動詞」があります。
I know a boy whose father is a doctor.
もう「私が知っている男の子の父親は医者です。」とはしないですよね。
とにかく語順は必ず「関係代名詞節(修飾語句)⇒先行詞」という順序になります。自力で日本語に訳してみてください。
これで関係代名詞の基本は終了です。次回からやや発展した内容になるのでしっかり理解するよう教材を復習しておきましょう。