今回は教材の不定詞各単元に取り上げられていた共通ルールをまとめて見ておきます。
教材で取り上げられている共通ルールは、どれも重要なものなので必ず理解しておきたいところです。
具体的には
①不定詞の意味上の主語
②不定詞の完了形
③不定詞の否定形
です。それぞれ理解するうえでのポイントを軽くチェックしますが、②は特にきちんと学校の授業などをきちんと聞いて理解してもらいたい重要なところです。
教材を熟読し、さらに英語の先生の説明をしっかり聞き、問題演習をしておきましょう。
まずは①からです。不定詞の意味上の主語というとほとんどの皆さんは「It is ~ for… to do」の構文を思い浮かべることと思います。
もちろんこの「for…」の部分がまさに不定詞の意味上の主語なのですが、不定詞の意味上の主語というものはこの構文に限ったことではないということを押さえておきましょう。
今の構文での不定詞の用法は分かるでしょうか。今までの内容を押さえていれば分かるかと思いますが、そう、名詞的用法です。
共通ルールということは、形容詞的用法にも、副詞的用法にも意味上の主語が存在するということになります。
そして形も「for…」で共通です。きちんと文章を見て確認しておきましょう。
次に②です。不定詞の基本形と言えば「to+動詞の原形」ですね。ということはこの形には時制という考えが存在しないことになります。
不定詞の部分を内容的に過去の内容で書きたい場合にはどうすればいいのか。そこで存在するのが不定詞の完了形です。
もちろん不定詞の完了形には他の内容を表す場合もありますが、原則『述語動詞よりもひとつ前の時制を表す』と理解しておくとよいでしょう。
例えばよくある例文ですが、
(1)He seems to be sick.
(2)He seems to have been sick.
(3)He seemed to be sick.
(4)He seemed to have been sick.
以上の内容の違いは分かるでしょうか。接続詞「that」を用いた表現に書き換えて確認しておくのがよいと思われます。ぜひ考えてみてください。
最後に③です。これはセンター試験などの選択問題や整序問題などでよく出題される形です。
ポイントとしては「not(never)」を置く位置です。しっかり確認しておきましょう。
これでひとまず不定詞の基本は終了ですが、それほど簡単に終わる単元ではありません。他にも重要な表現があります。
そう聞くと嫌になってしまいそうですが、ひとつひとつ片付けていくことが何より大切です。
自分にも経験がありますが、夏休みの宿題と同じで、まとめてしまうから大変になるのです。
学習し初めのうちから計画的に着実に進めていくのが理想です。そうはいいっても、なかなか計画を立てるのは難しいものです。
そんな時はいつでもわれわれを頼ってください。