ポストに投げ入れられたチラシにイラッとしながら片付けていましたが、とある宅配寿司のチラシを見て少々驚きました。
「新年のご注文は…」となっており、昨年末に年賀状の作成をしたのがつい昨日のような(少しオーバーですが)感覚だったもので、月日の経つ早さを感じています。
去年の受験生たちももう大学に入学して初の新年を迎えようとしているのです。
皆さんにとってのこの1年はどうだったでしょうか。
早く過ぎたと感じている人たちには、計画をきちんと立てて、学習に取り組むことの大切さが分かるのではないでしょうか。
今回は不定詞の副詞的用法についてのポイントです。
教材ではあの厄介な原形不定詞についても取り上げられています。原形不定詞は特に入試頻出ですから、じっくり取り組むといいでしょう。
まずは不定詞恒例ともなった品詞の確認をしておきましょう。
副詞とは何か理解できていますか?
英語の形容詞は日本語と違って下に来るもので活用することがないので、形容詞と副詞をきちんと区別しておく必要があります。
例えば日本語で「美しく」は形容詞の連用形ですが、英語で「beautifully」は意味は「美しく」であっても品詞は副詞です。
副詞的用法には用法がたくさんありますね。皆さんがよく知っているのは「目的」でしょうか。
あるいは中学生の時に熟語的に覚えてしまった「(感情の)原因」でしょうか。
他にもたくさん用法があって大変ですが、共通しているのはあくまで「副詞」の用法だということです。
副詞が修飾するものは何でしたか?きちんと答えられたでしょうか。
副詞は修飾語句ですから、極端な話で言うと、なくても意味は通じる部分です。
あくまでも表現を豊かなものにするための内容なので、用法もその趣旨にかなっていると言えますね。
品詞の性質を考えながら英文を読む、書く、ということは非常に有効な学習手段になりえます。
せっっかく英語の基本ルールである英文法を学習するのですから、きちんと意識して英文を読み、そして書くように心がけていくといいでしょう。
さて、もうひとつのポイントです。原形不定詞ですね。
これは今までの英語の基本ルールを覆すシロモノです。どういうことかと言うと、よく見かける文章ですが、
I saw him enter the room.
という文章が正しいというものです。一文に動詞はひとつでしたね。しかし、この文には動詞がふたつある。
イタリック体の部分が動詞ですが、ここに出てくる動詞が『知覚動詞』と『使役動詞』というグループに属する場合は、一文に動詞はひとつのルールを外れてしまうことがあります。
知覚動詞、使役動詞はそれほど数が多くないので、きちんと押さえておきましょう。
少し基本レベルを越えてしまいますが、高校生たちがよく間違えるのは、例えば「force」「get」などを使役動詞に分類してしまうことです。
確かに意味は使役になりますが、用法は使役動詞のグループではない。
あくまで使役動詞は「make」「have」「let」だけだという初めの説明をきちんと押さえておきましょう。