ここのところ、暖かくなったり寒くなったりで、天候の変化が激しいですね。
これを書いている私ももちろん体調管理がとても難しいですが、特に受験生の皆さんは体調管理に気を遣ってください。
マンガやドラマのように受験当日に40℃の高熱を出す、などとなってはシャレにならないですから。
今はまだ余裕を持っていられるかもしれませんが、1ヶ月経つごとに想像もしなかった自分に出会える可能性が高いですよ。
幸いにして自分はなんともなかった(と思いますが)のですが、教える立場となってからは相当にいろいろな人たちを目撃していますので。
さあ、今回は疑問詞と疑問文です。
そんなの余裕だよ、と言っている声が聞こえてきそうな単元ですが、油断しているとセンター試験の第2問などで痛いミスをしかねません。
ここでも以前に学習した内容が関わってきます。受動態もそうでしたが、英語はこのように積み重ねていく科目です。
ですので、どうしても基礎は完璧にしておく必要があります。大岩先生のおっしゃる通りですね。
では、どこに以前の学習内容が出てくるのでしょうか。
いくつかありますが、ここでは疑問詞そのものに注目しようと思います。そこで疑問詞の種類ですが教材にもある通り
①疑問代名詞
②疑問形容詞
③疑問副詞
と分類されます。何が重要かと言えば、ここではやはり「品詞」の理解が必要なのです。
名前に「代名詞」「形容詞」「副詞」とあるくらいですから当然と言えば当然です。
疑問詞と言ってもむやみやたらに使えばいいのではなく、品詞に合わせて、かつ文型に合わせて使うことが必要です。
例えば日本語で「日本の首都はどこ?」と言うのを英語にするとどうなるでしょうか。
Where is the capital of Japan?
さて、これで正しいでしょうか。元になった日本語に答えるとすると「東京だよ」となるはずなので英語では
It is Tokyo.
となるはずです。しかし、よく見ると英語での対話がおかしいことに気づくのではないでしょうか。
それぞれの英文でイタリック体にした部分を見てください。上の文の「Where」は実は疑問副詞で、下の文の「Tokyo」は明らかに名詞です。
ひょっとするとこの会話は通じるのかもしれませんが、実は文法的には間違っているのです。副詞を問いかけて名詞を答えるのはルール的におかしいからです。
正誤問題や英作文では特に注意したいところです。そういう意味ではやはり品詞の理解は重要と言えます。
他にもこの単元では間接疑問文が取り上げられており、難しいところですので教材を熟読して、必ず問題を解いておくようにするのがよいでしょう。
もちろんここでも、中学生用の高校受験対策問題集が活躍しますので、不安な生徒たちは遠慮なく相談してください。