こんにちは、ナンバー・ゼロです。
最近自宅の庭にモグラが出現します。
といっても姿を見たことはないのですが、モグラの掘った穴がチラホラと。
いつかご対面できる日が来ることを楽しみにしていますが、彼らは冬を越せるのでしょうか。
火曜日は『数学インプレッション』。今回は、明治大学全学部(文系-2015年度)[前半]です。
今では多くの大学が実施するようになった全学統一入試ですが、明治大学でも行われています。
ここ数年、明治大学の受験生人気は相当に高いものがあり、全学部入試もものすごい競争率です。
一般入試よりも少しハードルが高いのですが、チャンスが多いに越したことはないですからね。
厳しい競争ではありますが見返りは大きいですから、果敢にチャレンジしていきましょう。
1.受験概要
受験方式…全学部統一入試
受験科目…英語・国語は必須、地歴公・数学から1つor2つ
配点…学部学科によって異なる(合計300~450点満点)
受験科目と配点は学部学科で異なりますので、必ず大学のウェブサイト等で確認してください。
文系学部では、政治経済学部は4科目でその他は基本的に3科目です。
注意すべき点は、3科目受験の場合でも地歴公と数学の両方を受験できるところです。
これは学部間併願があるための措置ですが、例えば商学部で地歴公と数学の両方を受験すると、高得点の科目が採用されます。
数打てば良いということはありませんが、チャンスは多いに越したことはないですから、過去問を見て検討してくださいね。
また、全国各地で受験できる点も見逃せない点です。
国立の前期試験に専念したいなどという場合、近くの都市で受験できる明治の全学部入試は有力な候補に上がるでしょう。
私自身もそうでしたが、地方から東京に来る場合は前日入りです。
つまり、少なくとも半日は机に向かえない時間ができてしまうわけで、それは心理的にも辛いという受験生も多いです。
そういう点も考え始めて、ゆとりを持った受験にしてくださいね。
2.大問外観
<全体像>
大問数…3
試験時間…60分
一見したところでは時間にはゆとりがありそうな印象を受けます。
問題自体も難度のバランスが取れているので、やっていて辛いということはないでしょう。
そうなるとボーダーラインも上がってきて、合格最低得点率は概ね7割プラスアルファとなっています。
単純に考えれば、大問を二つ完答して、残りを半分くらいは解く必要があるということですね。
易しい問題は短時間で解いて、難しい問題に時間を多めに配分する必要がありますから、実際にはゆとりは持てないでしょう。
このマネジメントをいかに短時間に、そして正確に終わらせるかがここでも鍵を握ります。
<第1問>
単元…小問集合(確率・積分・ベクトル)
形式…マーク式
小問数…3
一つ一つが長めの小問集合です。
この中では(2)を嫌がる受験生はいるかもしれませんね。
ここの出来次第ではその瞬間に不合格を確信して落ち込んでしまう可能性もあるので、いい気分で乗り切りたいところです。
<第2問>
単元…漸化式
形式…マーク式
小問数(空所数)…5
みなさん苦手な漸化式ですが、これはどうだったでしょうか。
パターンに当てはめようと躍起になってしまうと、うまくいかなかったかもしれませんね。
漸化式もあくまで数列ですから、具体的な数字を出していくと案外簡単に解けたりしますね。
<第3問>
単元…二次関数
形式…マーク式
小問数…3
絶対値がある時点で、この問題が面倒なことは分かりますね。
ただどのくらい面倒なのかはグラフ書いてみないとわからないですから、とりあえずやってみることです。
面倒に見える問題や難しそうに見える問題でも(1)は易しい、というケースは非常に多いですから、そこでの失点は避けたいですね。
どの科目でも共通ですが、取れるところを取る、これが鉄則ですね。
本日は以上です。
来週の後半(詳細編)もぜひお読み下さいませ。