さて、品詞については理解できたでしょうか。
次の第1講はついおろそかになりがちなbe動詞と一般動詞についてです。
今後も原則的には教材の順序にそって進めていきますが、実際の授業で一部順序を入れ変えたところがあります。
その点については、後々その単元まで進んだところでどうしてそうしたのか、理由も含めて書くことにしようと思います。
be動詞と一般動詞と言えば、ほとんどの人が「そんなの余裕だよ」と思っているでしょうが、意外に落とし穴になりがちな単元ですから、ミスがないようしっかり固めておきたいですね。
著者の大岩先生がおっしゃっているとおり、100%になってこその基礎だと思うので、きちんと丁寧に学習しておきましょう。
ある程度英語が身についた段階でのことを想定しておくと、この単元でやらかしてしまう可能性が高いのが「主語と述語の一致」についてのミスです。
ミスの内容としては、三人称単数現在の見落とし、時制の見落としが代表です。
三人称単数現在については本当に大丈夫でしょうか。英語が得意な人でも結構危ないですよ。
さて次の文章は正しいでしょうか、間違っているでしょうか。
He read the book.
鋭い人にならば「反則のような文章を書くな」と言われてしまいますが、この文は正しいとも言えるし、間違っているとも言えます。
では、きちんと判断できる正しい文章を書きましょう。
He reads the book everyday.
He read the book yesterday.
こうすればどちらも正しいですね。長さのある英作文を書いていて、ついやらかしがちなミスはこんなところに潜んでいます。
初めに出した文章が、なぜ正しいとも間違っているとも言えるのか、きちんと説明できるでしょうか。
こういうところをミスしなくなって初めて基礎が100%と言えるのでしょう。
もちろん、英語が苦手な生徒たちは、be動詞と一般動詞をそのまま一緒に使ってはいけないとか、ひとつの文に原則動詞はひとつだとかいう英語の超基本ルールもしっかり固めておきたいですね。
ここをおろそかにすると、次の否定文・疑問文で大変面倒なことになってしまいますよ。
不安のある生徒たちは、ぜひ中学生用の問題集で復習しておきましょうね。
そのような要望にも私たちは応えることができますから、遠慮せずにお問い合わせください。