昨年11月に、自民党政権の成立が確実視された辺りから、日本の株価は上がり続けていました。
当初9,000円辺りだった株価は、半年ほどで15,000円を越えました。
株価が1.5倍にまで膨らんだと言うことで、『日本経済復活!!』という雰囲気が漂っていました。
ですがこの1ヶ月ほどは、株価が乱高下することが多くなっています。
低いところでは12,500円辺りまで下がり、一転悲観論も聞かれるようになりました。
7月の入り口では14,000円台を回復してきていますが、春頃のような前向きな見方をする人が減りつつあります。
これによって、“アベノミクスは失敗”などという話も出てきますが、それは少し気が早いでしょう。
それは何故でしょうか?
答えは、『日本だけではなく、世界的にも株価が下がる傾向にある』からです。
例えばアメリカの株価は日本以上に上がり続けていましたが、それが下がるという現象も見られました。
他にも新興国の株価はほぼ全て下がっています。
この株価下落で、6月の1ヶ月で世界の株式総額は約270兆円も減少しています。
世界経済は流れるプールみたいなもので、他の国々とご一緒してしまうことも多々あるのです。
それを考慮に入れず、「やはり日本はダメだ!!」と煽るのはただの無責任でしょう。
まあもうすぐ参院選ですから、そのパフォーマンスの一環だと考えていますけども、そろそろ足の引っ張り合いではなく、中学生にも分かるようなストレートな選挙活動をして欲しいと願っています。
せっかく公民を学ぶわけですから、それを生かせるような話をしてくれてもいいのかな、と。
今日はこれで終わりです。
実は昨日は参議院選の公示日でした。
中高生のみなさんはもう夏休みですから、遊びへ一直線といったところかもしれません。
ですが、今回の参議院選について、次のテストに出そうな人もいるでしょう。
そうでなくても自分たちの国のことなので、少し選挙特番を見てみるのもいいでしょう。
思いの外面白いかもしれませんよ?
それではまた明日。