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倫理・哲学の特別講義

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今週の教材は、学研の「倫理・哲学の特別講義」です。
以前、同シリーズの“経済”を取り上げましたが、今日はその“倫理”版です。
大学受験での倫理に登場してくる思想を分かりやすくまとめた新書サイズの参考書です。
経済版でも書きましたが、受験で倫理を使わない人も教養として読んでみるべきでしょう。
現代文などで引用に用いられたりすることもありますから、知っておいて損はないはずです。
また、大人がこれを読んでも得るものは大きいでしょう。私も今読んでいるところです(笑)

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1.特徴
先生と生徒の対話形式で話は進んでいきますので、生徒の目線に立って読めばとても読みやすいでしょう。
かといってダラダラと長いわけではなく、きっちり新書サイズに全て収めています。
「3時間で読める」と銘打っていますが、嘘ではなく、本当に3時間くらいで読めそうです。

内容は大きく4つに分かれます。

第1章…現代社会の特質と青年期の課題
第2章…源流思想
第3章…西洋近・現代思想
第4章…日本思想

倫理っぽいなぁと思わせるのが、第2章と3章です。
第2章では、ユダヤ教とキリスト教、イスラームなど宗教について学べます。
第3章では、社会契約説ですとか功利主義について学べます。
これらは現代の諸問題にも大きく関わってきますから、知っておくとより深く思考することが出来るでしょう。

2.長所
おそらく難しいところは端折ってあるからでしょうが、読みやすいです。
実際に理解できているかはともかく、流れとニュアンスは十分におさえることが出来るでしょう。
そこから更に深めたければ、もっと詳しい参考書を使えばよいでしょう。

また、各章の最後には「重要用語集」が付いていますから、いちいち別の用語集を引かなくても読み進めることが出来ます。
これは最近の流行なのでしょうか、とてもありがたいつくりになっています。

3.短所
これはいつも私が書いていることなのですが、節末や章末に確認問題が欲しいです。
一問一答で構わないので、最低限の理解を確認できるしくみがあると、さらに信頼度が高まるでしょう。

また、表を用いたまとめもあったほうが良いでしょう。
これは別に資料集などを用意すれば解決する話ですが、やはり一冊にまとめたいものです。

今日はこれで終わりです。
とうとう2013年も折り返してしまいました。
今日から再スタートの気持ちで、気を引き締めていきたいと思います。
明日は6月の時事問題をお送りします。ご期待ください。

それでは今週もよろしくお願いします。

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