7月13日に国連が発行した「世界人口白書」によると、世界人口は2050年で96億人、2100年には109億人に達すると予測されているそうです。
2011年時点での予測では2100年には100億人に達するとなっていましたから、1割くらい上方修正されています。
2013年時点ではだいたい71億人ですから、90年で5割くらい増える計算です。すさまじいですね。
このように人口が増えていくと、「仲間がたくさん出来た、ばんざい」と単純に喜んでいるわけにもいきません。
人口が増えてくると様々なトラブルが生まれますが、最大の問題は“食糧問題”でしょう。
イギリスの経済学者マルサスは次のように言いました。
「食料は算術級数的にしか増加しないが、人口は幾何級数的に増加する。」
これは『食料は“足し算”でしか増えないが、人口は“掛け算”で増える。』という意味です。
つまり、『食料増加<人口増加』となるわけで、その結果、不足分の食糧を入手しようと、争いが起きるのです。
※これはかなりザックリと書いています。詳しくはマルサスの著書「人口論」をお読みください。
こうなってくるとですね、やはり地球全体の規模でこの人口問題に取り組む必要はあるわけです。
食料は急激には増えませんし、人口も急激には減りません。
ですから、早い段階で枠組みを作り、全ての国が足並みを揃えることが必要でしょう。
まあ、それがとても難しいことなんですけれども。
今日はこれで終わりです。
明日は、今日の流れを受けて、世界人口が歴史的にどのように推移してきたかを見てみたいと思います。
それでは。