この教材は、政治・経済を学習する上で、一問一答の次に手を出せそうな問題集です。
日本史や世界史と比較して、政治・経済は問題集がそれほどバリエーションが豊富ではありません。
ですので、“自分に合ったもの”を探しにくいかと思いますが、この教材は入門から標準へ向けたレベル設定になっています。
過去問に突入する前に、二、三周しておきたいところです。
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1.特徴
単元ごとに問題文があり、そこに空所補充や説明問題など、さまざまなパターンの問題が埋め込まれています。
言うなれば、入試問題のミニチュア版のようなもので、私立大学ではほぼ同形式です。
中堅大学まででしたら、これ一冊で何とかなってしまうのではないかと思われます。
どこを受けるにしても、この問題集の後に過去問でOKでしょう。
また、単元の区分が70にも渡るので、かなり細かく分けられています。
ですので、定期テストにも十分使えるはずです。(というか、最適かもしれません)
2.長所
短期完成系の問題集では、穴埋めのみというものもよく見られます。
それが絶対的に良くないとは思いませんが、それでは重要度の濃淡が分からないのです。
そうなってしまうと、時間がいくらあっても足りない受験生にとっては、時間の無駄が生じてしまいます。
ですが、この教材では穴埋めだけではなく、選択や説明などの形式も盛り込まれています。
これによって、受験生は「書けなければならない語句」や「説明できなければならない項目」を効率よくおさえていくことが出来るのです。
もちろん、“極める”心意気で取り組むことは大切です。
ですが、受験は政治・経済だけではなく、例えば英語の配点のほうが大きいこともよくあります。
そう考えると、バランス良く取り組むためには、この教材のような趣旨のものが必要になります。
3.短所
用途を考えるとほぼ完璧ですので、短所は何とも難しいところです。
あえて絞り出すとすれば、「各単元を見開きで完結させて欲しい」くらいでしょうか。
見開きになっていれば、一覧性が上がり、より便利になるでしょう。
すいません、あまり切れ味が鋭くなくて…
今日はこれで終わりです。
最近記事を短めに書こうと心掛けていますが、それでも長くなりますねえ…
もっと精進を重ねていかねばなりませんね。
こういう場面で役に立ちますから、学生の皆さんは“簡潔に書く練習”を今から初めておいたほうがいいですよ(–;)
それでは今週もよろしくお願いします。