こんにちは、今日は私たちが住んでいる日本という国について、その「大きさ」を考えてみたいと思います。
「大きさ」とは言っても、面積についての話ではなく、日本という国の「経済規模」についての話です。
日本人は悲観的な国民で、ややもすれば「日本は衰退している」という論調になりがちです。
このような意見は若干恣意的で客観性に欠けますので、それほど大げさに考えても仕方はないでしょう。
今日は数字を用いて、日本という国の規模について客観的に見てみたいと思います。
日本が豊かな国であることは、当然のこととして受け止められています。
最近は格差が大きくなって・・・という話もありますが、それでも他の国と比べたら大分ゆとりはあります。
では、日本という国はどれくらいの規模なのか、次のデータをご覧ください。(データ元はこちら)
この表は中高生にも分かるように、簡単にまとめたものです。
専門知識をお持ちの方はその意図を踏まえて読んでください。(学術的には正確ではないと言うことです。)
これは2011年のGDPのデータです。
GDPというのは、『一年間に稼いだお金』のことです。要は、日本という国全体の年収です。
単位は10億ドルですので、2011年の平均レート“1ドル=80円”をかければ、日本円に直せます。
(つまり、日本の2011年のGDPは、「5.897兆×80=約470兆円」ということです。)
見てすぐ分かりますが、日本は世界第3位です。
少し前まで2位だったのですが、中国に抜かれました。(まあ、中国の統計は信頼性が低いので、怪しさはあります)
そんな流れで、「日本はもう衰退…」という話が出てくるのでしょうが、それでも世界3位です。
比率にしてみれば、8%以上のシェアです。
例えば、8、9、10位のイタリアとロシアとインドを足した数字と、日本の数字が大体同じなんですよ!!
しかも、実はこの数字はこの20年で最も低い値です。
現在は盛り返してきており、おそらく今年は約480兆円にはなるだろうと考えられています。
実は日本人は結構頑張っているのです(^^)
政治でも経済でも、もっと堂々としていて良いはずなんですけどねぇ。
ただ、これからは国際競争が激しくなりますから、のんびりしているとあっという間に追い抜かれてしまいます。
それは「今まで通りの生活ができなくなる」ことを意味しますから、競争に勝とうと頑張るしかないのです。
これを読んでいる中高生のみなさんも、そんな状況であることを知っておいてくださいね。
今日はこれで終わりです。
近日、特別編という形で今日の続きを書きますので、ぜひそちらもお読みください。
それではまた。