こんにちは。ナンバー・ゼロです。
先日、軽井沢に2泊3日で行ってきました。いつも通り、わが家のワンコたちを連れて行ったのですが、先日お伝えした通り、年長のワンコは遊びに行かれるような状態ではありませんでした。ところが、治療の甲斐があって、嘘のように元気になり、旅行に行く1週間くらい前からは、むしろ嬉しくて暴れてしまうような状態です。そのため、かなりセーブ気味にして、楽しく過ごさせてあげられるよう心掛けました。あと何回一緒に出掛けられるか考えると悲しくなりますが、少しでも長い時間を一緒に過ごしていくよう生活しています。
さて、今回は第5問です。
一見すると第4問と同じで独立した英文が二つあるように見えます。しかし、二つ目の英文には解答番号があり、リード文を読んでみると『poster presentation』という言葉も見え、実は問題文の内容をまとめたものだと分かります。ちなみに、CEFRのランクは第4問と同じなので、それほど易しいとは言えません。
ここで予想される英文のジャンルとしては、プレテストを見る限り、ある人物にスポットを当てた文章だと考えられます。実際に問題文を読んでみると、ある程度事実に基づいて書かれた文章なので、物語的な文章とは言っても、登場人物の心情というよりは、登場人物の行動(原因)によって何が起こった(結果)のかを読み取ることを心がけるといいでしょう。
また、問題文の長さも500語以上になっているため、『poster presentation』の部分には必ず先に目を通してから、各設問で何が問われているのか必ずチェックしましょう。それから、何を読み取ればいいのか(探し出せばいいのか)明確にして、問題文を読むようにするといいでしょう。
第4問と同じ内容の繰り返しになりますが、このレベルの問題に対処するためには、日頃からきちんと語彙や文法など読解の基礎となる知識をつけ、300語から500語の英文を読むトレーニングを積んでおく必要があります。先を考えるのであれば、難関私大・難関国公立大を志望する生徒さんたちは、このレベルの英文をスラスラ読めるようにしっかり練習しておきましょう。
⇓⇓⇓問題はこちら⇓⇓⇓
第5問
【Comment】
問1
時系列に沿った(年代ごとに順番に)出来事の整理です。選択肢も参考にしつつ、問題文中に年代を探してください。選択肢での言い換え表現には注意すること。ところで、完全に同じとは言えませんが、センター試験の第6問でパラグラフごとの要旨を順に入れていく設問がありました。
問2
『The Sun』が成功した理由を問う設問です。またまた2つ以上選ぶ設問の登場です。第4パラグラフ冒頭で簡潔にまとめられていますが、第2パラグラフと第3パラグラフにきちんと内容が書かれています。第4パラグラフだけで解こうとせず、第2、第3も必ずチェックすること。
問3
『The Sun』のモットーについて解答するものですが、手強い設問ですね。設問の表現『most likely』に注意です。現代文の『最もふさわしいもの』『最も適切なもの』と同じだと考えてください。本文全体から考えなければならない設問ですが、誤りの選択肢は消せそうです。ただ、正解の選択肢にある『for all』が悩ましいかもしれません。
ここで英文全般にいえることですが、今の『all』以外にも『many』や『little』など形容詞と考えてしまいそうな語が名詞としても使われることには注意しておきましょう。
問4
『The Sun』がアメリカをどう変えたのかに関する設問です。選択肢の書き出しを見ると、『journalists』に関する②③、『newspapers』に関する④⑤⑥と分類できます。選択肢を(ある程度)グループ分けするといったこのような観点でも、問題文中の該当箇所を探すのには役立つことも覚えておいてください。
それでは第5問のまとめです。
①記事のまとめが(本問では『poster presentation』の部分)ある形式では、それに関連する情報を探し出せるように意識しながら問題文を読む。
②時間を示す表現や数字をチェックして、出来事を時系列に整理する。
③登場人物の行動(原因)によって何が起こった(結果)のか、因果関係を捉えられるようにする。
④設問一つに対してパラグラフ一つが対応しているという考えではなく、複数のパラグラフから解答を導く必要もあると意識しておく。