こんにちは。ナンバー・ゼロです。
今年はどの学校も夏休みが短縮されているため、まだ始まったばかりだと感じていたら、もう休みが終わりなんて気持ちになっている生徒さんが多いのではないでしょうか。8月中に新学期がスタートする学校は、そろそろ夏休みが終わりだと思うので、塾業界の人間としては生徒さんたちの夏休みの宿題が溜まりに溜まっていないか心配になる今日この頃です。
今回は第1問Bについて見ていきましょう。
ウェブサイトの告知『notice』から必要な情報を読み取る問題です。これはそのままリード文(前置き)に書かれた内容です。
今回の設問には関係ありませんでしたが、問題文中に数字や日付(あるいは時系列)が書かれている場合は、ミスを誘うためにすり替えた選択肢を作ることが多々あります。表やグラフを用いた問題にも共通して言えますが、制限時間内でスピードを出して解く際には気をつけてください。
こちらのBの設問はAとはいくぶん雰囲気が違っていて、設問の表現を本文中に求めても見つからないものになっています。ということは、書き手の意図を読み取るタイプの問題です。選択肢の表現と本文の表現を照らし合わせ、間違っている部分にチェックを入れて消去できるよう、丁寧に解く練習をすることを心がけてください。
⇓⇓⇓問題はこちら⇓⇓⇓
第1問B
【Comment】
問1
設問初めの部分にある『purpose』はどこを探しても出てきません。『call for』や『look for』などを手掛かりに考えましょう。選択肢の言い換え表現にも注意してください。
問2
問題文中の『Program Schedule』を整理して考える設問です。『presentations』だけで答えに行けたかもしれませんが、言い換えが正しいかのチェックは欠かさないこと。また、選択肢の『most of』は正確に意味を押さえておきましょう。
問3
設問の『all of the students』がポイントになります。通例、全否定と全肯定は解答にはならないと教わっているでしょうが、ここではすでに設問に『all』が含まれているので、趣が変わっています。問3の選択肢は一見すると問題文中に出てきたような表現が多く、ざっと流し読みしていると間違える可能性が高いので、このような選択肢には今後も気をつけてください。
逆に言えば、本文とどこが違うのかがきちんと指摘できるようにするのには非常に良いトレーニングということにもなります。
表現(熟語、単語など)の言い換えは、共通テストだけに限らず、私大入試や他の科目(現代文など)でも普通に行われることです。知らない言い換え表現が出てきた場合などは、かならず元の表現とセットにして覚えるように習慣付けしておきましょう。
それでは第1問のまとめです。
①設問の単語や表現に着目して、同じ単語や表現(言い換え含む)を問題文中に探す練習をしておく。
②告知などそれぞれのジャンルに応じて、どのような内容が書かれているのか、ある程度推測しながら読む癖をつけておく。