こんにちは。ナンバー・ゼロです。
まだまだコロナウイルスの感染状況は予断を許さない状況ではありますが、そろそろ社会・経済活動も戻りつつあるかと思うので、来たるべき入試に向けて対策を講じていかなければなりません。
そこで、今回からしばらくは、センター試験に変わって2021年から実施される大学入学共通テストについて見ていこうと思います。
それでは早速共通テストの概要から見ていきます。
①共通テストの目的
共通テストも引き続き大学入試センターが作成しますが、センターによると「高校教育を通じて、大学教育の基礎力となる知識及び技能や思考力・判断力・表現力がどの程度身についたかを問う」のが目的とされています。
平たく言えば、大学に入学して勉強をするために現代社会で要求されていることは、暗記重視の知識偏重型の勉強ではなく、学んだことをいかに実践的に使えるのかということになります。これは、大量に情報があふれている現代社会の中で、どのように生きていくのかとも直結する内容でしょう。
実際、大学入試の英語に関しては上位の大学になればなるほど、知識問題は出題数がほとんどなくなり、読解問題(英文が非常に長いものが多い)すなわち思考力や判断力を問う問題が大勢を占めるようになっているのが、ここしばらくの傾向です。
大量の情報(非常に長い英文)から、いかにして必要な情報を見つけ出し、それを活用することができるのか、そしてそれを自分で判断して行動できるのか、これがまさに共通テストの目的なのです。
今後、生徒の皆さんは大学を経て、社会に出ていくことになると思うのですが、社会に出て仕事をしていくうえで、この力は必須のものとなります。大学入試、受験勉強で終わることなく、先を見据えて学習に取り組んでもらえればと思います。
文章が長くなってきたので、今回はこの辺で。次回は共通テストとセンター試験の違いなどに迫っていきたいと思います。