今日は昨日の続きで、数学IAがセンター試験においてどのように変化するかについてまとめていきます。(前日の記事はこちら)
昨日は数学Aでの単元選択の話を書きましたので、今日は「数学Aをどのように学習すべきか」を中心に進めます。
新課程での数学Aは3単元の中から2単元を選択することになっています。
ですが、『今の段階では、3つとも学習しておくべき』ということになって、昨日は終わりとなりました。
とはいえ、全てを深く学習することは時間の制約からもなかなか難しいことです。
そこで今日は、3つの単元の学習の仕方を個別に見ていこうと思います。
先にお断りしておきますが、これは一般的な高校生のレベルでの話です。
全ての人に当てはまる話ではないことをご理解ください。
では個別に見ていきます。
1.場合の数と確率
これは文句なしに深く学習しましょう。
センター試験に限った話ではなく、確率に関する問題は頻出で、出ないことのほうが珍しいと言えます。
更に言えば、数列との融合で確率漸化式なども出題され、これが大変難しい問題になります。
ですので、3年生になるまでに、センターレベルの基本問題は解けるようにしておきましょう。
そうすれば3年生になってからスムーズに実戦レベルの問題を扱うことができます。
2.平面図形
平面図形は単独での出題は少ないです。
三角形がらみの問題はベクトルで対応できますので、特に出番はありません。
唯一、円については平面図形として考えた方が楽かもしれませんが・・・
という事実がありますので、平面図形は基本的な内容の学習にとどめておいてOKです。
つまり、「三角形の五心」「方べきの定理」などの図形の基本性質をおさえておく程度で十分ということです。
3.整数の性質
これは受験する大学しだいです。と言いたいところですが、新課程になってしまうので、大変不透明です。
ですので、これも基本的な内容の学習は最低限しておきましょう。
「最大公約数・最小公倍数」「不定方程式」などの計算にとどまらず、余りに着目した証明などにも手を付けましょう。
教科書の内容が分かるようになれば、それでOKです。
発展内容になっている、合同式についてはまだ手を付けなくて良いでしょう。
あくまでも「基本的な内容」ということです。
今日はここまでです。
2日間にかけての記事でしたが、参考になりましたでしょうか。
先の見えない受験は大変不安なものです。
ですが、それはみな同じ条件です。
むしろ、このような時こそチャンスだと思って、チャレンジしてください。
もちろん、そのためには十分な準備が必要ですので、今からしっかりと備えましょう。
しかるべき準備をしてチャレンジすれば、きっと道は開けるでしょう。
それではまた。