大学受験

センター英語【第2問:文法・語法】

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こんにちは。
そろそろ新学年の授業がスタートしようかという時期ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
準備に忙しいことと思いますが、くれぐれも体調にはお気を付けください。
暖かかったり寒かったりが続いていますので、体調も崩しがちです。

今日は大学入試センター試験の英語について書きたいと思います。
センター英語では、マークシートながら様々な種類の問題が出てきます。
配点は長文重視になっていますが、高得点を目指すには文法問題を捨て置くことはできません。
具体的に言うと、第2問に文法・語法問題が20点分含まれていますが、ここで失点する人が思いの外多いのです。
「基本的なことを問うセンターで、なぜ文法問題で?」と思われる人もいるでしょう。
それには理由があり、『文法問題があまり出題されず、語法やイディオムの比重が大きくなっている』からなのです。
データも交えて、具体的に見てみましょう。


まず、過去4年間のデータから、"文法"と"語法"の比重がどう変化しているのかを追ってみましょう。

平成22年度…文法2問+語法・イディオム8問
平成23年度…文法2問+語法・イディオム8問
平成24年度…文法4問+語法・イディオム6問
平成25年度…文法5問+語法・イディオム5問

と、このように「文法問題」とは言いつつも、「語法・イディオム」の比重がかなり大きいのです。
ここの配点は1問2点ですから、語法・イディオムが全滅すると、10点以上を失うことになります。
8割以上を目指す人にとっては、これは痛恨の失点です。
ここ2年で比重は小さくなったように感じられますが、今後再び大きくなる可能性もあり、対策は必須です。
(もちろん他の大学などでも語法・イディオムは出ますので、その意味でも必須です。)

対策するといっても、何を使って対策をするのかと言う話になります。
ここでは語法対策に使える参考書をいくつか挙げておきます。
もちろん語法対策だけでなく、文法もアクセントも全て対応できますので、1つ選んで何周も繰り返しましょう。

NextStage(ネクステージ)【ピアソン桐原】
UPGRADE(アップグレード)【数研出版】
GRAMMARMASTER(グラマスター)【Z会】

①のネクステージは2011年改訂、②のアップグレードは2009年改訂、③のグラマスターは2012年改訂とどれも新しい教材です。
どれもCDが付属していますので、リスニング対策も兼ねて勉強することが出来るでしょう。
レベルで言うと、①と②は同じくらいで、③は少し単語が易しいです。
ですので、英語に自信がない人は③を選択するといいのではないでしょうか?

①と②の違いでは、①は無料音声ダウンロードも可能です。
これはCDには未収録の英文がダウンロードできるサービスです。
しかしながら、こればかりは実際に手に取って比べて、好きな方をお使いください。
それほど違いはないと思います。

使い方について軽く触れておきますと、『何周も繰り返す』ということです。
「1回で完璧にする」ことなど到底不可能ですので、忘れる前提で何周もしましょう。
繰り返すうちに、英語が体にしみこんでくるでしょう。

本日は以上です。
いかがでしたでしょうか。

紹介した3冊のうちのどれを使っても、それなりの効果は見込めます。
大切なのは『早く始めること』です。
悩んでいるよりも、まずやってみるべきです。ダメなら他に変えればいいだけですから。
受験は待ってはくれませんので、時間を大切に使いましょう。

それでは。

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