今週の教材は、Z会の「熱血教師キムタツの東大英語基礎力マスター Vol.3基本文法篇」です。
表紙にドラゴン桜の絵が使われている教材で、全7巻のシリーズものになっています。
名前には「東大」と入っていますが、他の大学志望の人でも使えますので心配はご無用です。
初学者向けではありませんが、文法を一通り学習している人なら、学年を問わず使えます。
それほどボリュームのある教材ではありませんので、短期間で終えることが出来ます。
文法をチェックしたい人は手に取ってみて下さい。
ご購入はこちらからどうぞ→熱血教師キムタツの東大英語基礎力マスター Vol.3基本文法篇 (講談社の学習参考書) [単行…
1.特徴
文法事項別に14単元で構成されています。
「適語補充」「語句整序」「書き換え」「正誤問題」など、さまざまな種別の問題が使われています。
問題の次のページに解答解説が掲載されており、全ての問題に和訳が付いています。
ですので、使う気になれば構文集的な使い方も出来るわけです。(最も、vol.4が「基本構文編」ですが…)
レベル的には、タイトル通り『基本』レベルです。
偏差値50くらいまでの大学であれば、実戦練習としても使えるでしょう。
センター試験や中堅以上の大学であれば、基礎固めとして使えます。これをステップにして、発展的な問題に取り組むと効率がよいでしょう。
時期的には、英語に自信のある人は高校2年の終わり頃から高校3年の頭にかけて使うと良いでしょう。
自信がない人は、春ごろから文法の復習を始めて、夏前くらいに確認で使うと良いでしょう。
もちろん一周だけではなくて、何周も繰り返しましょう。
2.長所
文法の導入などは省いてありますので、コンパクトです。
トータルで14日、つまり2週間で一周できるわけですから、間隔を開けて何周も回すことで基礎の徹底を図れるでしょう。
文法は大切ですが、英語はそれだけで終わるわけではなく、単語も語法も長文もリスニングもやらなくてはならないわけです。
この教材のようにコンパクトなものを使い、時間を他の分野に使えるようにすることも大切なことです。
問題の中身については、単語がシンプルで難しすぎないところが良いです。
使われている単語が難しいと英文自体を読めなくなってしまい、問題どころでは無くなってしまいます。
この教材は単語が平易なので、純粋に文法の問題として取り組めるはずです。
(もちろん、最低限のレベルの単語は必要です。あしからず。)
3.短所
あくまでも問題集ですので、文法の導入はありません。
ですので、一通り学習していない人には効率の悪い教材になってしまいます。
手を付けてみて正答率が半分を切るような場合は、フォレストなど学校で配布された文法書を使って文法学習に戻りましょう。
また、単語が平易で、問題に使われている英文もシンプルなものなので、中堅以上の大学では実戦練習になりません。
そのような大学を志望する人は、この教材にとどまることなく、NextStageやアップグレードなどの文法問題集へ移りましょう。
タイトル通り「基本」ですので、それをお忘れなきよう。
今日は以上です。いかがでしたでしょうか?
4月になって学年も変わり、やる気に満ちている人も多いはずです。
やる気に任せるのもOKですが、どうせやるなら実りの多い方法でやっていきましょう。
みなさんと同様に、私もやる気満々です。
これからも授業にブログに全力で頑張ります。
今年度もよろしくお願いします。
それでは。