こんばんは。ナンバー・ゼロです。
土砂降りの中、日本政策金融公庫に融資の申込に行ってきました。感触を率直に言うと、ダメですね。担当者(というより金融関係者全般)があまりにも学習塾や家庭教師派遣業界のことを知らなさすぎるからです。
面談での質疑応答の中身から判断すると、決算書の一通りの数字しか見ていませんでしたね。私たちの業界は月々の在籍=売上が均一にならないだけではなく、一人ひとりの生徒さんによって授業単価も異なるのがほぼ当前なので、単純に売上合計を12ヶ月で割られて、そこから単価を出して今後の売上見込みや今までの利益などを判断されても意味がありません。
おそらく横浜商工会議所の口利きがなかったら、門前払いとは言わなくても即ノーの返答が来るのではないかと勘繰ってしまいます。融資したものが回収可能かどうかを判断するのは融資する側からすれば当然ですが、それだけしか見られないようだと今後日本の中小企業、特に私たちのような零細企業の成長がなくなり、より多くの可能性が摘まれてしまうと感じました。本来の融資の可否判断は、融資することによって、その企業の成長つまり売上増加につなげられるかだと思うのですがね。
面談での質疑応答で、特に呆れて答えに窮したのは「現在の在籍生で新しいコースに変更する(予定)の人はいるのか」というものです。少なくとも融資の可否を決める担当者であれば、知らない業界であっても事前に市場の動向等を調べるべきです。そもそもターゲットとなる層が違うので、このような質問をされた時点で、もうお話しすることはないと判断しました。他にもいくつか書類を提出しろとのことで非常に煩雑に感じているため、連絡待ちの状況ではありますが、再度書類の提出要請が来たら、その時点で融資の申込をお断りします。
さて、不満だけ書いていても進歩がないので、次につなげるために指摘された点を、というより金融機関に知られていない事柄を、次回の融資申込でプレゼンできるようにしっかり書面にまとめていくことにします。
これから受験を控えて授業も増えてきますが、なんとか時間を見つけて、ウェブサイトのリニューアルは今年中に済ませ、新年度に向けての準備をしていこうと考えています。