今週の教材は、Z会の「はじめる世界史 50テーマ-入試への基礎-」です。
よく考えなくとももうそろそろ4月で、受験に向けて勉強を始めたいと考えている人は多いと思われます。
『まずは基礎から』とは言うものの、何をどのようにやったものか分からないとお悩みの人もいるでしょう。
そこで今回は世界史の受験基礎学習というテーマで、この教材を紹介したいと思います。
新高2の人はゆっくりと自分のペースで進めましょう。
新高3・浪人生の人は夏前には一回りできるように予定を組みましょう。
ご購入はこちらからどうぞ→Z会 はじめる世界史 50テーマ-入試への基礎-
1.特徴
「教科書復習型」と銘打たれています。
つまり、これだけで何とかすると言うよりも、学校の教科書をベースにして、知識の整理を行うための教材なのです。
社会に限らず受験の基本は教科書ですので、そこを疎かにすることのないようにしましょう。
構成としては、「流れのまとめ(2ページ)」→「実戦問題(2ページ)」という4ページ完結です。
これが50単元ありますので、週に2単元進めれば半年で一周できることになります。結構コンパクトですよね。
また、しっかりとした問題が入っているところが良いです。
お手軽な一問一答でお茶を濁すことなく、実際の入試問題が掲載されています。
もちろん、語句補充系の問題がほとんどですので、無理なく取り組むことが出来るはずです。
やはり「読む」「まとめる」だけでは勉強としては不十分です。
「問題を解く」というアウトプット(演習)が十分でないと、知識は定着することはありません。
ですので、これから地歴の学習を始める人はガンガン問題を解きましょう。
最初は×ばかりですが、その方が効率が良いはずです。
2.長所
大分前項で書いてしまいましたが、「コンパクトであること」が長所です。
世界史の参考書は全4巻に渡ったりすることもあり、ボリュームがかなりあります。
それは詳しくて良いことなのですが、初学者には厳しいのです。
ただ、この教材は約200ページという分量ですから、無理なくできるはずです。
コンパクトさを生かした使い方の一例を挙げておきます。
1.「教科書を読んでいき、流れを頭の中に入れる」
2.「この教材の該当単元を読んで、教科書の流れと照らし合わせる」
3.「(必要なら)大まかな流れをノートにまとめる」
4.「実戦問題を解いてみる」
こんな感じでしょうか。
ノートまとめには時間をかけないようにすることが重要です。
あくまでも「大まかな流れ」です。細かい流れは学校のノートや市販のサブノートに任せましょう。
この教材の図表や地図を使うと簡潔にまとめられると思うので、利用しましょう。
3.短所
多くを求めすぎなければ大変優秀な教材ですが、あえて不足点を挙げるなら「用語の説明が少ないこと」です。
流れの中だと何となく読めますが、それだと問題で聞かれたときに困ります。
ですので、必ず用語集は併用しましょう。用語の意味を教材に書き込んでいくのもありでしょう。
1つの教材に頼りすぎず複数の教材を併用して弱点をカバーすることは、社会に限らず重要です。
足りないと思うところは必ず学校の先生・塾の先生に相談するようにしましょう。
きっと素敵な解決策を授けてくれるはずです。
今日は以上です。いかがでしたでしょうか?
やはりこの時期に目標を新たにして、スタートを切るというのは重要なことです。
気持ちよく受験勉強をするために、今の時期に計画を立てておきましょう。
『受験ってよく分からないし、計画なんて・・・』と考えている人、ぜひ私にご相談ください。
志望校に向けて、無理のない計画を提供します。
それでは。