昨日、大学入試に大きな影響を与えるであろうニュースがありました。3年後の平成28年度を目処に、東京大学が推薦入試を導入することが報道されたのです。(ニュースはこちらをご覧ください)
この報道によれば、東京大学での推薦入試導入は創設以来初めてとのことです。
現行の後期入試を廃止し、推薦入試で学生を集めるようです。
少し前から、京都大学でも同じようなニュースがありましたから、これも時代の流れなのですね。
東大も京大も、これによってペーパーテストでは選抜できない、多様な人材を集めたいと考えているのでしょう。
大学でも企業でも、多様性というのは組織の進化には必要不可欠な要素です。
同じような人しかいない、画一化された組織ではイノベーションも起きようがないわけですね。
一般の大学とは異なり、東大や京大にはこの国を引っ張っていける人材が求められています。
ですから、そこで停滞が起きると、将来的にこの国全体が停滞しかねません。
「しっかりした学生」だけを輩出するのが彼らに課された役割なのではなく、「今までにない学生」を輩出するのも同等に大切なのです。
ただ、これで勉強せずとも東大に入れるかというと、そんな世の中は甘くありません。
定員は前期の3000人に対して、約100人程度とのことです。
これは現行の後期入試とほぼ同じですが、この数字を比べるとどうしても前期で頑張った方が楽だと感じてしまいます。
ですのでみなさん、安心して勉強しましょう(笑)
やらないで後悔することはあっても、やっておいて後悔することはないはずです。
宝くじではないのですから、受験で過度なギャンブルをすることのないように準備をしましょう。