昨日の英語に続いて、今日は数学をとりあげます。
変更点を挙げる前に、今までの神奈川の問題構成を見ておきます。
【第1問】・・・小問(10点)
【第2問】・・・小問(10点)
【第3問】・・・関数(6点)
【第4問】・・・確率(6点)
【第5問】・・・方程式(6点)
【第6問】・・・空間図形(6点)
【第7問】・・・平面図形(6点)
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【合計】・・・・・50点
こんな感じでしたね。
この形式は10年ほど変わっていないので、対策は立てやすかったわけです。
それが今年はこんな感じに、
【第1問】・・・小問(12点)
【第2問】・・・小問(32点)
【第3問】・・・関数(12点)
【第4問】・・・確率(12点)
【第5問】・・・方程式(10点)
【第6問】・・・空間図形(12点)
【第7問】・・・平面図形(10点)
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【合計】・・・・・100点
以下、各大問を個別に見ていきます。
第1問、第2問は変化がありません。総得点に占める割合は40%→44%と若干上がっています。
第3問は変化ありませんが、反比例はあまり出題がなかったので、戸惑う人も多かったかもしれません。
第4問は同じ確率ですが、小問数が2つから3つへと変わっています。また、(ウ)は難度が高いです。
第5問は大分傾向が変わりました。数値を求める問題から証明問題へと変わりました。
第6問は同じ空間図形ですが、小問数が2つから3つへ変わっています。これもまた(ウ)は難度が高いです。
第7問は平面図形の証明ですが、求角の問題が無くなって、全証明のみになっています。ですが、これは易しいです。
全体を通してみると、難しい問題が少し増えたかなという印象です。
そもそもが差を付けるべくして行われた制度改革ですから、その目的に合わせた問題になったと考えれば理解できます。
ですが、無理のある問題というわけではなく、あくまで標準的な内容です。
今後の勉強の方針としては、部分的な解答をつくる段階で終えるのではなく、最後まで解答を書くという当たり前の作業を積み重ねることです。
ひねった問題が出ているわけではありませんので、多くの問題を適切な方法で解くように心掛けてください。
大多数の人にとって、数学で必要なのはセンスではなく、パターンの積み重ねです。
最後になりますが、当教室では、上記のような当たり前のことを当たり前に出来るようにする指導を行っています。
「何をしたらいいか分からない」ですとか「今のままでは不安」という方、ぜひ一度お話を聞かせてください。
もしかしたらその不安をなくせるかもしれません。お問い合わせいただければうれしいです。
それではまた。