俗に言う精読(英文解釈)ではなく、それをよりパターン化したものだと考えて頂ければ結構です。
現在の大学入試は長文化が進んでおり、例えば慶應義塾大学経済学部では4000語超の分量をこなす必要があります。
他にも上智大学や早稲田大学など、私立大学を中心にその傾向は顕著です。
その流れは国立大学にも押し寄せており、京都大学など例外にして長文化の傾向にあります。
当然ですが、一文一文丁寧に読んでいくという時間的余裕はなく、いかに短時間で多くの文章を読むかが鍵になります。
そして、その練習をどれだけ早期に始められるかが、大学受験英語においては非常に大切です。
(私見ですが、英語のレベルが志望校のレベルになると思っています。少なくとも文系ではですが。)
ですが、高校1・2年生に適した読解方法の教材はなかなかありません。多くのものはやはり受験生をターゲットに書かれています。
そこで、この「英文読解入門 基本はここだ!」をおすすめしたいのです。
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「品詞→主語と動詞→句→節」と文法の教材とは並びが違いますが、小さいまとまりから大きいまとまりへ視野が広がっていくので、なかなか合理的です。
短く、単語のレベルも易しめですので、やりにくいと感じることは少ないでしょう。
説明に用いている英文にもすべて訳が付いていますから、それらも含めれば結構な練習量になります。
また、各所に訳し方をパターン分けしてボックスにしているので、それを使えるようにしていけば、スピードアップにもつながるでしょう。
3 .短所
題名にもある通り、あくまでも基本です。
ですから、これで大学入試の英文を不自由なく読めるようになるわけではありませんし、難関大学のレベルではまだまだ力不足です。
英文を読むには、適切なレベルの長文などを数多く読んで、場数を踏む必要があります。
また、難関大学を目指す方は、姉妹書の「ポレポレ英文読解プロセス50」などを使うと良いかと思います。
どうでしたでしょうか?何かアドバイス等ありましたらコメントをいただけるとうれしいです。
また、当教室では市販教材を用いた学習計画なども提案しております。お気軽に声をおかけください。
それではまた。